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Y Combinator 2019年冬クラス、Demo Day 1日目のスタートアップ(7)

Y Combinator(YC)の企業を抱えた2019年の冬クラスは200社以上が参加し、これまでのYCで最大の規模になった。私たちはその場に参加し、それぞれのクラスの話を聞きながら、見たもののメモを持ち寄った。以下に紹介するのは米国時間3月18日にピッチが行われた86社のスタートアップだ。

Y Combinator 2019年冬クラス、Demo Day 1日目のスタートアップ
・Part 1:パイオニアステージ(1)
・Part 2:パイオニアステージ(2)
・Part 3:パイオニアステージ(3)
・Part 4:パイオニアステージ(4)
・Part 5:ミッションステージ(1)
・Part 6:ミッションステージ(2)
・Part 7:ミッションステージ(3)※この記事
・Part 8:ミッションステージ(4)

ミッションステージ

Evo.Do
ゲーム産業やその他のデジタル製品向けの、コードレステスト自動化ツールの開発を行っている。同社によると、そのAI対応のボットは、ゲームのバグを人間と同じくらい賢く柔軟に識別できるという。ボットは人間の介入なしに数分でバグを見つけることができる。1台のボットは1人の人間のテスターよりも速く効率的に動作するのだ。

Reelables
企業内における物品の紛失を減らすことを目指している。同社は、製品に貼り付けるラベルに組み込むことができる、超薄型の柔軟なブルートゥーストラッカーを開発している。「企業向けタイル」のスタートアップは、すでにGEとのパイロットプログラムを開始している。

Docucharm
Uberの元プロダクトマネージャであるMinh Tri Pham氏によって共同創業されたこのプラットフォームは、文書をコンピューターが理解することのできる構造化されたデータに変換し、文書処理ワークフローを正確に自動化して、人間のデータ入力を不要にする。DocucharmのAPIは、さまざまな形式の文書(例えば、供与明細書など)を理解し、必要な情報を誤りなく抽出する。現在の顧客には、納税準備会社のTributiおよび、貸付事業者Aspireなどが含まれている。

Closer Sports
アスリートがファンとつながるためのライブストリーミングプラットフォームを開発している。共同創業者たちは彼らの製品が、ESPNや既存のソーシャルメディアサービスの欠点を補ってくれることを望んでいる。Instagramとは異なり、アスリートは自分のライブストリームへのアクセスに対して課金することが可能である。同社は手始めに総合格闘技UFCの選手たちを揃え、最近のローンチ後に500人の有料月額会員を獲得した。

Datamode
このスタートアップは、ビジネスのデータパイプライン中にあるバグを特定することができる。通常デバッグは、データエンジニアリングチームにとって非常に高価で時間がかかるものだ。Datamodeはパイプライン障害の根本的な原因を診断し、障害が発生した時点とその時点で何が壊れていたのかを正確に示示す。Datamodeは、2010年にTruliaに売却されたMovityの共同創業者を含む、連続起業家たちによって始められた。

Schoolable
アフリカには私立の学校に通う6500万人の生徒がいるが、子供の教育を負担する両親にとって、授業料の支払いは大きな負担である。それは、授業料の支払いが前払いで行われることが多く、学校側が支払いを追跡することが必要以上に困難なためである。Schoolableは、保護者が都度ごとに必要な支払いを行うことを可能にする請求アプリケーションを開発している。また同時にアプリを使うことで授業料を直接節約することも可能だ。

Vectordash
自らを「ゲーマーのためのNetflix」と自称しているVectordashは、あなたのMacbook Airやその他のパワー不足のマシンを、彼らのクラウドゲームサービスを通すことで素晴らしいマシンへと変身させる。Vectordashのプラットフォームを使うことで、ゲーマーたちはローカルにレンダリングを行うことなくゲームをプレイできる。実際のレンダリングはホストGPUを介してピアツーピアで行われている。同社はこのサービスに対して月額28ドルを請求する。以前TechCrunchでもVectordashを取り上げている。

Doorport
彼らは既存のアパートのインターホンシステムに組み入れることのできる小さな装置を作り、居住者が自分自身、訪問客、そして配達人のために、建物の正面扉の鍵をアプリで開けることができるようにした。Doorportは現在サンフランシスコ、オークランド、そしてニューヨークで試験運用されている。スタートアップは彼らの製品がいくらにすべきかを検討している最中であり、異なった価格モデルでテストを行っている。私たちは以前TechCrunchでDoorportを取り上げている。

Intact Therapeutics
胃腸疾患の治療のために、薬剤を局所的に送り込むためのスマートゲルを製造している。同社のゲルは炎症性腸疾患用に作られたが、それ以外の疾患にも使用することができる。Intactはすでに、大規模な製品開発のために大手医薬品用ゲルメーカーと提携している。

Cuanto
ラテンアメリカの企業たちがWhatsAppやInstagram上で商品を販売する(このチャネルには80%の企業が焦点を当てている)ための、ペイメントプロダクトを開発している。同社は売り手から得たデータを用いて、ラテンアメリカ内における企業融資を促進する計画を進めている。スタートアップはすでに5カ国に展開している。

Bottomless
インターネットに接続された秤を使用して、コーヒーを自動的に補充する(秤の上にコーヒーの袋を載せておく)。Bottomlessの秤は、袋の重さを追跡していて、コーヒーが減ったときには、事前に選択済みの、焙煎したばかりのコーヒー豆の粉が、完全に無くなってしまう前に届くように配送される。サービスには年間36ドルかかる。以前TechCrunchもBottomlessを取り上げている

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(翻訳:sako)