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SpaceXが再々使用のドラゴン補給船を打ち上げ国際宇宙ステーションへ

SpaceXが18回目の商用補給ミッションであるCRS-18を打ち上げた。これは NASAの依頼を受けて、実験用、研究用、そして補給物資を国際宇宙ステーション(ISS)に届けるというものだ。このミッションで運ばれる荷物にはISSに装着される第2世代自動ドッキングリングであるIDA-3も含まれている。

IDA-3が装着されることで、将来宇宙ステーションを訪れる商用宇宙船が人手を煩わせずに自動的にドッキングを行うことができるようになる。CRS-18はフロリダのケープ・カナベラルから米国時間7月25日の東部標準時午後6時01分(日本標準時7月26日午前8時01分)に離陸した。

今回のミッションのために打ち上げられたドラゴン補給船には、約5000ポンド(約2300kg)の貨物が搭載されていた。またCRS-18には、Techshot(テックショット)という名の会社による3Dバイオプリンティングに使用するための有機組織や、Goodyear(グッドイヤー)によるタイヤ材料製造実験への研究材料も運んでいる。それどころかNickelodeon(ニッケルオデオン)で有名なグリーンスライム(ご想像のとおり、あのグリーンスライムだ)も持ち込まれる。これはISS米国国立研究所の担当で、宇宙飛行士たちが学生たちに流体が微小重力の下でどのように振る舞うかを教えるために利用される。

SpaceXは、前回のISS補給ミッションCRS-17で使ったFalcon 9の第1段ロケットブースターを、今回のミッションで再利用した。これは再整備されたロケットの迅速な再利用であり、最終的な目標である完全な再利用打ち上げ能力の実現が着実に近づいていることを示すサインである。今回のミッションに使われているドラゴンカプセルも、2015年4月のCRS-6と、2017年12月のCRS-13の2回にわたって使われた実績がある。

crs 18ファルコン9打ち上げをスピードアップ

CRS-18のFalcon 9の着陸の様子(2倍速)

今回の打ち上げではFalcon 9の回収も目標とされており、予定どおりケープ・カナベラルの空軍基地にあるSpaceXのLZ-1着陸ゾーンに着陸した。1段目のブースターは予定通り2段目とドラゴン補給船から切り離され、制御された降下を行って無事に地表に着陸した。打ち上げられたFalcon 9が無事回収されたのは、これで44回目である。

ドラゴンカプセルに次に控えているイベントは、7月27日に行われる予定のISSとのドッキングだ。その後、宇宙飛行士によって貨物が降ろされ、3300ポンド(約1500kg)の戻り貨物が受け取られる。この戻り貨物ははドラゴンとともに地球に戻り、太平洋への着水でミッションが締めくくられる。

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(翻訳:sako)