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REITとは何か?簡単に理解するための5つのポイント

REITとはReal Estate Investment Trustの略で、不動産投資信託のことだ。要は「不動産から得られる賃料を証券化したもの」。金融機関のWebサイトやニュースなどでREITという言葉を目にしたことがある人は多いだろうが、REITの特色や強み、メリットを聞かれて即答できるだろうか。

ポイント1 REITのメリットは不動産を小口で簡単に買えること

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(画像=Imagentle/Shutterstock.com)

REITのメリットは、不動産投資を少額からでも始められることである。

例えば、ビルを丸ごと1棟買うとなると多額な資金が必要になる。ビルが1棟10億円だとしたら買い手を見つけるのは簡単ではないが、ビルを証券化、つまり株のように分けてしまえば買い手がつく可能性が高い。1棟10億円のビルも1万株に分ければ1株あたり10万円。このように小口に分けることで、不動産投資のハードルが下がることはREITの大きなメリットと言える。

現物の不動産投資に手を出すと資産が不動産に偏るが、REITならば自分の資産状況に合わせて小口で買えるため、株や債権などの資産と併せて持ちやすい。そしてREITは証券化されているうえに東京証券所に上場されており、株投資と同じような感覚で個人でも売買できることも魅力といえる。

ポイント2 REITは通常の不動産投資よりも手間がかからない

REITは、株式投資と同じ感覚で売買することができる。通常、アパート経営などの不動産投資は管理費や修繕費が必要で、運営の手間もかかる。場合によっては、家賃滞納者に対する催促や入居者募集、苦情対応などもしなければならない。

一方REITは株と同じように株式市場に上場されており、株式投資と同じ感覚で投資をすることができる。現物の不動産投資のような煩わしさもなく、REITを通して不動産を持つことができるのは投資家にとって大きなメリットである。

ポイント3 REITは分散投資に向いている

REITは分散投資に向いている。「卵は1つのカゴに盛るな」という投資の格言がある。すべての卵を1つのカゴに入れると、カゴを落としてしまったらすべての卵が割れてしまう。つまり、投資先を分散することでリスクを減らすことができるということだ。

一般的にREITは単一の不動産ではなく、複数の不動産で構成されている。つまりREITに投資すれば、複数の不動産に分散投資していることになるのだ。またREITは、小口で購入できるため、現物の不動産投資に比べて投資資金が少なくて済む。

ポイント4 REITは現物不動産よりも建物損壊リスクが低い

不動産投資をしていると、時として隣の家から火が出たり、空き巣に入られてしまったりすることがある。また災害で建物が損壊してしまうこともある。しかしREITなら、現物の不動産よりもそのリスクは低い。

REITは複数の不動産で構成されており、それらの不動産の一部を買っているのと同じなので、1棟のアパート経営よりも建物損壊リスクを抑えられるからだ。

不動産に投資したくても、地震や津波などによる建物損壊リスクが不安な投資家も多いだろう。REITを使えば、そのリスクを最小限に抑えながら、不動産を資産に組み込むことができる。

ポイント5 REITは税制面でも有利

REITは、利益の90%を出資者に配当するという条件のもと、法人税がほぼ免除されている。通常の不動産投資では、賃料収入から維持費や固定資産税、銀行の利子などを引いた残りに対して所得税がかかる。REITでは、収益をそのまま分配金(株式では配当金にあたる)にすることができるため、投資家に資金を還元しやすい。

このようにREITにはいくつもの魅力・メリットがあるが、あくまで金融商品であり値下がりして損失が出る可能性はある。また投資対象が不動産である以上、空室リスクや金利上昇に伴う分配金の減少リスクなども購入前に確認しておくべきだろう。こうした注意点や購入にかかる手数料も確認した上で、投資判断をしたい。

文・MONEY TIMES編集部/MONEY TIMES

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