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Ferretti イタリアンデザインに魅せられて

Ferretti イタリアンデザインに魅せられて

世界中のセレブリティのバカンスを彩り
愛され続けているフェレッティ社の
ラグジュアリーなボートコレクション。
機能性と快適さ、イタリアン・ブランドならではの
洗練されたデザイン。そして、ストイックな職人技。
これらが融合することにより時や場所を超えて、
全ての人を魅了する究極の「美」が完成する。

写真・文:大橋マサヒロ

華麗なるイタリアンデザインの系譜

世界中のセレブリティに愛されるモーターボート

 イタリアに本拠を構える、世界屈指のボートビルダー、Ferretti (フェレッティ)グループ。イタリアが誇るデザイン力とクラフトマンシップ、そして先進技術が融合したそのエレガントな船は、世界中のセレブリティに愛されている。

 数多くのボートビルダーが存在する中で、なぜフェレッティ社のヨットやクルーザーがセレブリティに選ばれるのか。その理由を探るために、イタリア・ロンバルディア州にあるイゼオ湖に向かった。

 急峻な山々に囲まれたイゼオ湖は、絵葉書のような美しい風景が広がるリゾート地。湖の周辺には別荘やホテルが点在し、週末や夏のバカンスシーズンになると、ヨットやプライベートボートを浮かべて、優雅な休日を過ごす光景が見られる。

 このイゼオ湖の湖畔に、サルニコ造船所と呼ばれるフェレッティ社のシップヤードがある。1842年に開設されたこの歴史ある造船所は、2000年以降はフェレッティ社の代表ブランド、Riva(リーヴァ)の生産拠点となっている。3万6000㎡に及ぶ造船所の一画には、リーヴァ・ボートの歴史を紹介するライブラリーがあり、一世を風靡した船体やエンジン、インテリアなどが展示されている。

 飴色に磨き込まれたマホガニーの木目、アクアマリンブルーのラインが印象的なボディー、最高級のレザーシート・・・。細部に至るまで、イタリア人の美的センスと職人技が余すことなく表現されているのがリーヴァの特徴と言える。ローワーデッキのベッドルームに設けられた開閉式の丸窓もその一つだ。航行中に波をかぶる位置にあるので、組み込むのは非常に難しい作業だという。では、何故ここに丸窓が必要なのか。造船所のスタッフに聞いてみると、当然のようにこう答えた。

 「何故って、ここに窓があるほうが美しいからだよ」

 “美”とはイタリア人にとって疑う余地無く、何を置いても最優先しなければならない概念なのだろう。 海を駆けるリーヴァの美しい姿は、『007』シリーズをはじめ、数々の映画にも登場する。ブリジット・バルドーやエリザベス・テイラー、ソフィア・ローレンなど、錚錚たるセレブリティに愛されてきたこの船は、これからも進化を遂げながら、映画の中だけではなく世界中のバカンスシーンを彩っていくに違いない。

風光明媚なリゾート地、イゼオ湖。周辺はイタリアを代表する発泡酒、フランチャコルタの産地でもある。

  • フェレッティ社のCCO 、ステファノ氏。お気に入りのクルーズ先はシチリア島近くのエオリア諸島で、シチリア料理が大好物。

  • いくつもの歴代のボートが大切に保管されているサルニコ造船所。

  • フェレッティ社の造船所で働くイタリア人スタッフの真剣な眼差し。

  • イゼオ湖畔に佇む造船所はイタリアらしく建物も洗練されている。

ライブラリーには、リーヴァ・ブランドの歴史やデザイン、設計図などが展示されていてとても興味深い。

洋上は華々しい社交の世界 ~カンヌ・ヨット・フェスティバル~

年間を通してさまざまなイベントが催される南フランス・カンヌのマリーナ。

  • ヨット・フェスティバルの開催期間中、マリーナ周辺は昼夜を問わず華やかな社交場となる。

  • 大小さまざまなヨットやクルーザーが係留されていてVIPは最新のボートでクルージングを体験できる。

  • 会場入り口付近に展示されていたリーヴァの大型クルーザーを前に多くの人が記念撮影をしていた。

ヨーロッパ最大のヨットショー

 1968年、フェレッティ兄弟によって設立されたフェレッティ社は、創業50周年を迎えた昨年、イタリアやフランスの各地で大々的にセレモニーを開催した。そのフィナーレを飾ったのが、毎年9月に開かれるヨーロッパ最大のヨットショー、「カンヌ・ヨット・フェスティバル」だ。

 アニバーサリーイヤーの集大成としてこのイベントに臨んだフェレッティ社は、自慢の最新クルーザーを一挙にラインアップ。ひと際目を引く大きなブースは、顧客やバイヤーなどの招待客をはじめ、多くの人で賑わった。

 世界中から集結した豪華なヨットやクルーザーが並ぶマリーナを歩いていると、心地よい日差しを浴びながら、シャンパングラスを片手に談笑する紳士淑女の姿に出会う。こんなラグジュアリーなシーンを垣間見ることができるのもカンヌならでは。このお洒落な南仏の街でバカンスを楽しむなら、コートダジュールの紺碧の海に映える最高の船がほしくなる。それがフェレッティ社のクルーザーなら申し分ない。

 マリーナにぎっしりと係留されている船たちを横目に、フェレッティ社の最新のクルーザーで外洋へと向かう。オープンエアのデッキには、ゆったりと寝そべることができるマットやチェアが配置されていて、潮風を全身に浴びながらのクルーズは爽快。南仏の海を存分に感じることができる。ベッドルームも船の中とは思えないほど快適だ。両側に大きな窓が設えられていて、明るく開放感があり、心地よく寛げる。フェレッティ社には、キッチンを備えた大型のクルーザーもあり、専属シェフを同乗させて船上で優雅な食事を楽しむこともできる。冷えたシャンパンやビールを持ち込んで、イタリアやギリシャの島々を巡れば、最高の気分を味わえるだろう。

 ショートクルーズを終えてマリーナへ戻り、ヨット・フェスティバルのブースを覗く。船はもちろん、エンジン、スクリューといった船舶部品やウェア類など、クルージングに関する様々なメーカーのブースが並んでいる。どのブースにも多くの人が訪れ、商談などで賑わっているのは、古くは海洋交易で財を成し、大航海時代を船と共に歩んできたフランス人の国民性なのだろう。イタリアンデザインのエッセンスが凝縮されたフェレッティ社のクルーザーは、そんな海洋民族のDNAをさらなる高みへと導く、ひと際眩い輝きを放っていた。

  • 広くて重厚なキャビンの寝室はデザインや照明にこだわり、極上のクルーズを約束してくれる。

  • 40年以上の歴史を誇る「カンヌ・ヨット・フェスティバル 2018」には、100艇のヨット、600艇を超えるクルーザーが世界中から集結した。

メガクルーザーと呼ばれるクラスになると操縦や食事の用意など全てを専属のクルーがしてくれる。

  • 1968年にフェレッティ兄弟によって設立されたフェレッティ・グループはイタリアの伝統的な職人技を継承する。

Information

Ferretti Group Asia Pacific Limited
Gloucester Tower, The Landmark, 15 Queen’s Road Central, Hong Kong – China
Ph: (+852) 3713-1000