富裕層・投資家の「今と先」を伝えるキュレーションサイト

Eコマースのメルカドリブレ、魅力を取り戻す

モトリーフール米国本社、2019年2月26日投稿記事より

-ラテンアメリカの電子商取引最大手は依然として為替の影響に苦しんでいますが、事業の基調は良好です-

ラテンアメリカの電子商取引最大手のメルカドリブレ(ティッカー:MELI)は、地域の通貨のボラティリティが高いため、米ドル高の影響を受けやすくなっています。

26日の2018年第4四半期決算の発表前には、投資家は同社の米ドルベースでの業績低迷に反転の兆しを望んでいました。

実際の決算発表は完璧というわけではありませんでしたが、それでも進捗の兆しがあり、今後の見通しに期待が持てるものでした。

Eコマース
(画像=Getty Images)


メルカドリブレ、2018年を力強く終了

第4四半期決算数値は、引き続き米ドル建てと現地通貨建てで様相が異なっています。

米ドル建てでは、売上高は約20%増の4億2,800万ドルで、市場予想の4億1,000万ドルを上回りました。

なお、230万ドルの純損失を計上し、1株当たり損失は0.05ドルとなりましたが、コンセンサス予想の0.13ドルの損失よりは良好でした。

米ドルの影響を排除すると、業績はずっと良くなります。

為替中立ベースだと、売上高は62%増でした。

さらに、390万ドルの為替差損(主にアルゼンチン・ペソ下落の影響)を除くと、メルカドリブレの利益率はさらに高まります。

マーケットプレイス部門の商品総売上高は、過去数四半期の減少傾向が加速し、11%減の32億3,000万ドルでしたが、ここでも為替中立ベースでは18%増となりました。

メルカドリブレのモバイルマーケットプレイスプラットフォームは順調に拡大しています。

第4四半期に1,880万人の新規ユーザーを獲得し、2018年末のユーザー数は2億6,740万人に達しました。

一方、メルカドパーゴ(オンライン決済の運営)も大きな成長を遂げました。

支払総額は10億ドル近く増加して53億ドルとなり、支払取引総数は70%以上増加して1億2,560万件となりました。

特に、メルカドパーゴはメルカドリブレのマーケットプレイス以外で多くの取引が行われ、プラットフォーム外のユーザーは、マーチャントサービス、POSデバイス、およびモバイルウォレットを利用しました。


メルカドリブレは2019年に完全に回復できるか?

CFOのペドロ・アーントは、状況の進展に満足しており、特に現地通貨ベースで売上高の成長加速を評価しています。

なお、決算報告の中に何度も出てきたことの一つは、ブラジルで一律のリスティング料金を提供し、その市場から低価格商品を排除するというメルカドリブレのイニシアチブです。

それは同社のブラジルの業績に顕著な圧力となりました。

しかし、同社は、より収益性の高いビジネスになると確信しており、他地域へもイニシアチブを広げる可能性があります。

メルカドリブレの投資家は同社の進捗状況を歓迎しており、決算発表後の時間外取引では株価が5%上昇しました。

同社の完全な事業好転まではまだ長い道のりがありますが、これまでのところ、株主は2019年の見通しに自信を深めつつあります。(提供:The Motley Fool Japan



フリーレポート配信
モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

こちらは無料レポートです。ここからアクセスできます。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。