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AIが普及しても人間の力が必要になる仕事とは?

近年、すさまじい勢いでAIの普及が加速しています。ビジネスシーンにおいても、AIが人間にとって代わるシーンも増えていくと想定されるのが現状です。そんな状況でも、AIではなく人の力が必要になる仕事とはどういったものなのか、ご紹介していきます。

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2019.3.29
今やっている仕事は、これからも人間を必要するものなのでしょうか? 近年AIの普及に伴って心配されるのが「人間の役目がAIに代わられること」。今回は、AIの普及にも流されない仕事とはどういったものなのか、考えていきます。

AIは単純明快な仕事・応対に適正あり

AIは何事も素早く処理できて、万能であるというイメージがあるのではないでしょうか?しかし、AIは単純明快な業務に適正があります。いわゆる「1+1=2」といった、わかりやすい答えに対応する場合、膨大なデータを分析する場合などに優れた能力を発揮します。

たとえばソフトバンクショップなどで見かける「ペッパー」。基本的な疑問解決・応対などをしてくれる存在で、「受付」の役割を担っているともいえます。一問一答式の回答などにはスムーズに対応可能なのが特徴です。

またAIは、答えを覚えて学習することで、どんどんパワーアップしていきます。人間が学習させたりロジックを提示したりすることで、力をつけていくのがAIの特徴です。

AIは「合理的ではない判断」が苦手

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AIは、たとえば一般事務などのルーティンワークや接客・販売などの答えがはっきりとした応対には適正があります。一方で、AIが苦手なものが「合理的ではない判断」。たとえば人が不安に思うことなど、状況に応じて柔軟に対応することは、AIには難しいことでしょう。

AIは、記憶・分析・学習・明快なルーティンワークなどは人間より優れている部分が多いものの、理屈では説明できないような対応や判断は、人間の力に及びません。今後はAIもより多様化・能力アップしていくことが想定されますが、臨機応変力では人間に軍配が上がるといえるでしょう。

人との多様なコミュニケーションは人でしか対応できない

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柔軟な対応といえば、人とのコミュニケーションにおいても同様です。たとえば相手の様子を見ながら、状況に応じて少し雑談をしてみたり、別方向の提案をしてみたり。こういった対応は、人間だからこそできる能力ともいえるでしょう。

相手の心を読み、ベストな判断をする必要がある仕事は多岐にわたります。
AIよりも人間のほうが能力も高く適正があるため、今後も人の力が必要です。

「知覚」は人だからこそ得られる感覚

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そもそもAIは人間が作り出したものであり、人間のような体を持ってはいません。そのため、人間が感じる味・肌ざわり・におい・痛みなどといった感覚を体験することはできないのがポイントです。

こうした知覚は人間の脳が感知することであり、AIには不可能なため、人間の力が必要な分野だといえるでしょう。

AIに教育する「AIティーチャー」も今後需要が増加

AIが苦手な分野はさまざまであり、すべてに対して「人にとって代わられる」ということではありません。そもそもAIが能力を蓄えていくためには人間が適切に学習させていくことが欠かせません。

そもそもAIに学習させると「人の仕事がなくなる」というわけではなく、より一層人間の仕事が多彩で面白みのあるジャンルに広がっていきます。そのためにもAIが担当してもらうべき仕事を選別し、効果的に学習させることが重要です。

今後は、AIに対して必要なデータ・情報を教える「AIティーチャー」の需要も増えていくことでしょう。

具体的なAIに代わられないといわれる職種の主な例

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2015年に野村総合研究所が発表したのが、人工知能やロボットなどに代替可能性が高い職業についてです。この調査結果では、日本の労働人口約49%が人工知能(AI)などに代替えできるとされています。

一方で、AIに代替可能性が低い職業もピックアップされているのでご紹介しましょう。たとえばディレクター・アナウンサー・クリエイター・カウンセラー・インストラクター・医師・教師・講師などです。業種でいうと、福祉・介護・教育・クリエイティブ・健康・美容・料理・音楽などがあげられます。

総じて、他の人に変えられない独自性・オリジナリティがあり、画一性でない仕事だといえます。AIではなく、さらに他の人でも対応できない仕事こそが、その人自身の力が必要となる仕事でしょう。

創造性を高め、仕事に対する興味を持ち続けることで、自分らしい仕事を生み出すことができるのではないでしょうか。

参考:野村総合研究所|日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に~ 601 種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算 ~https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

湊音

湊音

元総務・人事キャリアを持つフリーライター。これまでの経験を活かし、「仕事」「働き方」などのテーマを中心に執筆活動中。女性がのびのびと多様な働き方を実現できるべく、常に新しい情報をキャッチしています。

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