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40代が正社員で転職するための4つのコツ 転職情報サイトの活用はNG?

40代正社員での転職は募集案件も少ないといわれている。少子高齢化による労働人口の減少が進み企業の人手不足感が高まっているが、それでも年代が上がるにつれ転職のハードルも上がっていくばかりだ。市場全体を見ればそうなのだが、エグゼクティブ層やスペシャリスト層などのハイクラスであれば少々事情が異なってくる。

40代の正社員向け転職情報は見えないところに存在する

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(画像=OPOLJA/Shutterstock.com)

転職情報を探すのであれば、インターネットで気軽に検索できることや募集案件の豊富さから転職情報サイトで情報を得ている人も多いだろう。転職情報サイトで実際に検索してみると、40代の正社員募集案件がないわけではないが、20代に比べるとどうしても少ない傾向にある。

40代での転職はやはり厳しいのかと不安に思うかもしれないが、悲観する必要はない。若い年代では転職情報サイトのような公開求人が豊富だが、40代、特にハイクラスになるほど一般には公開されていない転職案件(非公開求人)があるからだ。

非公開求人は、人材紹介サービスのひとつである転職エージェントが保有する案件に多く存在しているのである。

40代は転職エージェントの活用が向いている

40代であっても問題解決力を有したハイクラスな人材であれば、どの企業も欲しているのが現状だろう。

ただ、その背景には異動や退職でポジションが空くなど早急な採用が必要であったり、新規事業や極秘プロジェクトなどで同業他社に知られないようにしなければならなかったりと、企業ごとの事情が存在する。

企業としては、求めている条件にマッチした人材を効率的に採用したいことから非公開求人として転職エージェントに依頼するケースも多い。40代のビジネスパーソンなら、転職情報サイトよりもハイクラス向けの転職エージェントの活用が向いているといえるだろう。

現職が忙しい40代でもエージェントを活用すれば効率的に転職活動できる

キャリアが充実している40代ともなれば、現在の職務が忙しく、転職に多くの時間が割けない状況も多いだろう。しかし、転職を成功させるには、自分の市場価値を調査し、自分の希望とマッチングする企業を探すことに多くの時間が必要になる。

転職エージェントを活用すれば、エージェントが代理人となって非公開求人も含めた豊富な募集案件から自分にあった企業をマッチングし、条件の交渉なども行ってくれる。ヒアリングの結果、本人の希望と市場がずれていた場合はエージェントが指摘してくれることもあるなど、市場調査も兼ねることができる。応募書類の添削や面接対策などのサポートをしてくれるのもメリットだ。

40代の正社員転職を実現させるには直接応募することも必要

転職エージェントの活用は有用だが、登録してただ待っているだけではなかなか決まらないこともある。少しでも転職成功の可能性を広げるために、並行して公開求人から直接応募するなど自分から動くことも必要だ。

案件がそれほど多くはないとはいえ転職情報サイトにも40代の募集案件はある。転職エージェントからの連絡を待つ間に転職情報サイトでも探したほうがいいだろう。

また、転職フェアに参加するという方法もある。転職フェアは若い年代の人が参加するイメージを持っている人もいるかもしれないが、基本的に年齢制限はなく、意外に40代の参加者も多くいる。企業の採用担当者とその場で話ができるため、質問や自己アピールが直接でき、企業の雰囲気もある程度肌で感じられるだろう。

それぞれの方法にメリットがあるため、転職手段を一つに絞り込んでしまうのではなく、複数の方法を併用して情報の範囲を広げておいたほうがいいだろう。

転職活動は本命ほど後から挑戦するのが成功率を上げるコツ

40代だけに限ったことではないが、転職成功のコツは、いくつか候補があれば優先順位をつけ、本命ほど後から挑戦することだ。いきなり本命にチャレンジするのは避けたほうがいい。本命の前にいくつかの面接を受け、PDCAを回し入念な対策を行って成功率を上げることが肝心だ。

転職エージェントを活用した場合、本命以外の企業を先に受け、仮に内定をもらったとしても保留としておく。本命ではないからといって長く保留にするのは失礼だが、他の企業を受けるタイミングにもよるため、転職エージェントにあらかじめ相談しておくといいだろう。もしも不採用だった場合にはエージェントから不採用の理由を聞き、次につなげよう。

転職活動は長期戦で挑む覚悟がいる。後悔のない転職活動にするためにも、万全を期し、自信を持って本命に挑戦しよう。

文・渡邊全美(ITコンサルタント・経営者)