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2018年第4四半期にバフェットが売買した株式

-ボラティリティが高かった第4四半期、バークシャー・ハサウェイの株式ポートフォリオはどのように変化したのでしょうか?皆さんは驚くかもしれません-

モトリーフール米国本社、2019年2月14日投稿記事より

2018年第4四半期には、米国の景気減速に対する懸念の高まりや、FRBのさらなる利上げにより、株価動向は不安定で時折急落しました。

それは、ウォーレン・バフェットが大好きなストック・ピックの環境です。

オマハの賢人は、ウォール街がパニックモードになっている時に、割安になった質の良い株式を買いあさります。

そして、2018年末にかけてのやや混乱した株式市場は、まさにそういった環境でした。

さらに、バークシャー・ハサウェイ(ティッカー:BRK-A)(ティッカー:BRK-B、以下「バークシャー」)は、バランスシートに1,000億ドル以上の現金を維持して第3四半期を終えていたので、バフェットと彼のチームの手元には十分な資金がありました。

このような要因の組み合わせにより、2018年の年末にかけてバフェットが何を売買したのかについてかなりの憶測が広がっていました。

さて、バークシャーの2018年第4四半期のSEC提出書類が公表され、私たちは答えを得ました。

株式購入に関しては、驚くほど「不活発な」四半期となりました。

それでも、言及すべき興味深い取引がいくつかありましたので、バフェットとバークシャーのストック・ピッカーがボラティリティが高かった第4四半期に売買したものの概要を次に示します。

バフェット
(画像=The Motley Fool)


第4四半期にバークシャーが追加した株式

2018年第4四半期にバフェットが売買した株式
(画像=出典:バークシャー・ハサウェイのSEC提出書類。株価は2019年2月14日時点)

バークシャーの基準では、2018年第4四半期は株式購入が特に活発な四半期ではありませんでした。

第4四半期の購入合計額は、現在の株価に基づけば合計で約56億ドルのみとなります。これは、バークシャーにとっては相当低い合計額です。

それでも、第4四半期の株式購入について、いくつか注目すべきことがあります。


銀行株の買い増し

バークシャーは、既に大きくなっている銀行株ポートフォリオでさらに買い増しました。

JPモルガン・チェースの保有株数は第3四半期より40%増加し、バークシャーのバンク・オブ・アメリカ株保有比率は同行全株式の約8.75%に達しています。


GMの買い増し

JPモルガン・チェースを除くと、バークシャーの既存保有銘柄への最大の追加はゼネラル・モーターズ(GM)に対してです。

GMは最近、市場予想を上回る第4四半期決算を発表しています。バークシャーは第4四半期中に、GM株の保有株数を37%増加させました。


ソフトウェア株を新規で追加

バークシャーのテクノロジー株への取り組みが深まる中、同社はソフトウェア会社レッドハットの株式(約7億5,000万ドル相当)をポートフォリオに新たに追加しました。

エネルギー会社サンコールもバークシャーの新たなポジション(約7億5,000万ドル相当)です。


バフェットと彼のストック・ピッカーが売ったもの

バフェットの投資スタイルはバイ・アンド・ホールドで、バークシャーのポートフォリオで永遠に保有すべき企業を探している、と彼は何度も言っています。

ただし、重要なことは、バフェットは特定の株の長期保有を約束しているわけではないことです。

実際、バークシャーはさまざまな理由でポートフォリオの株式を頻繁に売っており、第4四半期も例外ではありません。

事実、バークシャーの第4四半期の株式売却は、購入よりも興味深いものでした。


2018年第4四半期にバークシャーが売却した株式

2018年第4四半期にバフェットが売買した株式
(画像=出典:バークシャー・ハサウェイのSEC提出書類。株価は2019年2月14日時点)

これまでのところ、バークシャーの株式売買で最大のニュースは、第3四半期に購入したばかりの21億ドル相当のオラクル株式を第4四半期に全売却してしまったことです。

現時点では、長期保有を旨とするバフェットと彼のストック・ピッカーがなぜそのような迅速な取引を行ったのかは不明です。

もう1つの驚きは、バークシャーが、大量保有するアップル株式の一部を売却したことです。

とはいえ、保有株式の約1%の売却に過ぎないので、あまり深読みしない方がいいかもしれません。

それでも、バークシャーはアップル株の大規模な購入を続けてきていたので、この売却は依然としてやや驚きです。


大きな「買い」がまだ明らかにされていない?

もう一つ重要なことは、2018年にバークシャーが自社株買いプログラムを変更したことです。

基本的には、バフェットと副会長のチャーリー・マンガーに対して、2人が適切と判断した時にいつでも自社株買いを行えるようにしたものです

バークシャーのSECへの13-F報告では、同社の株式ポートフォリオの変更が示されただけです。

同社の第4四半期決算(およびバフェットの「株主への手紙」)は2月23日に発表されます。

このため、第4四半期の株価下落局面にバークシャーが自社株買いを行ったかどうかは、決算発表を待つ必要があります。


投資家はバークシャーの株式ポートフォリオ変更に満足できるでしょうか?

投資家は、第4四半期におけるバークシャーの株式購入(より具体的には、その欠如)に対して複雑な反応を示す可能性があります。

1,000億ドルを超える現金を保有し、第4四半期のボラティリティが高かったことで、多くの投資家(私自身も含む)は、バフェットおよびバークシャーは株式を買いまくると予想していました。

ところが実際はそうではありませんでした。

その結果、バークシャーの現金残高は再び増加しつつあると予想されます。

バークシャーの現金活用を望んでいた投資家を失望させているでしょう。(提供:The Motley Fool Japan



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