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2月に注目すべき3つのトップ米国割安株

-小売、自動車製造、銀行における魅力的な選択肢-

モトリーフール米国本社、2019年2月19日投稿記事より

誰しも掘り出し物の自慢話をしたがります。

そしてそれは、ダイヤの原石のような割安株を見つけようとする投資家にも当てはまります。

しかし、全ての割安株は同じではなく、多くの場合、株式が安いのには何らかの訳があるのです。

それでも、さまざまな理由で、モトリーフールの寄稿者は、ターゲット(ティッカー:TGT)、ゼネラルモーターズ(ティッカー:GM、以下「GM」)、およびウェルズファーゴ(ティッカー:WFC)が、2月に再検討に値すると考えています。

割安株
(画像=Getty Images)


ターゲット:回復しつつある小売企業

既存の小売企業は、バリュー投資家にとって最大の投資機会の一つとなっています。

電子商取引(Eコマース)の急速な進展により、実店舗を展開する小売業セクターは大きく取り残されてしまったかのようです。

しかし、実際はやや異なります。

多くの既存小売企業が苦闘を続け、シアーズやトイザラスといった大手が倒産する中、一部の小売企業は堅実な利益をあげ、さらに発展しています。

ターゲットは、そんな小売業界においてベスト企業の一つとみられます。

株式はPER13.7倍程度で取引されていて、配当利回りは3.5%の配当貴族(S&P500構成銘柄のうち、過去25年間以上連続して毎年増配している優良株)です。

電子商取引および実店舗で積極投資を行った結果、最近は売上高が大きく伸びています。

しかし、第3四半期決算が予想を下回ったため、株価は昨年秋の高値から約20%下落しており、投資機会を提供していると考えられます。

11月から12月にかけてのホリデーショッピング・シーズンの既存店売上高は5.7%増と大きく伸び、さらに同時期のデジタル売上高も29%増となりました。

ターゲットはオンラインと実店舗の両方を活用しています。

好調な業績は第3四半期から続いていて、第3四半期の既存店売上高は5.3%増、デジタル売上高は49%増、調整後1株当たり利益は20%増でした。

ターゲットのプライベートブランド戦略


GM:バフェットのサポート

もしあなたが最高の割安株をお探しでしたら、一見そんなものがなさそうな場所を再検討すべきです。それはデトロイトです。

収益性が高い北米市場での売上減など、デトロイトの自動車メーカーを見下すことは簡単ですが、世界的に著名な長期投資家であるウォーレン・バフェットは、GM株を買い増しています。

第4四半期にバークシャー・ハサウェイはGM株式保有を5,200万株から7,200万株に増やし、同社はGMの5大株主の一つになりました。

コンセンサス予想に基づくPERは6倍未満なので、GM株はバリュー投資家にとってはかなり魅力的でしょう。

そして、自動車メーカーを取り巻く悲観的な見方にもかかわらず、GMは将来見通しの改善を続けています。

同社は11月にリストラ計画を発表し、年間60億ドルのコスト削減を見込んでいます。

さらに、今後2年にわたり、自動運転車と次世代自動車への投資の倍増を計画しています。

今年は、子会社であるGMクルーズを通じて自動運転タクシーサービスの開始を予定しています。

GMクルーズは、既に430億ドルの市場価値があると考えられています。

さらにGMは、収益性の高い自動車販売に注力しているため、業績は好調に推移しています。

第4四半期の北米部門の利益は、卸売が2.1%減少したにもかかわらず、前年同期の28億8,000万ドルに対して30億4,000万ドルと好調でした。

新規投入したSilveradoとSierraは高い価格で取引されているため、北米部門の利益率は20ベーシスポイント改善し10.2%となりました。

GMは、依然として原料価格の上昇や不透明な中国市場などの逆風に直面していますが、リストラを進め、事業を改善し、さらに将来の自動運転技術開発にも注力しています。

これらの理由から、GMは現在トップの割安株の一つであり、バフェットもそれを肯定しているとみられます。

2018年第4四半期にバフェットが売買した株式


ウェルズファーゴ:大規模で割安

ウェルズファーゴにとって、今年はさえない年となるでしょう。

2019年にわたり資産の上限2兆ドルが続くとみられるため、同社は、より多くの預金を取り込んでローンを拡大するバランスシートの拡大ができません。

しかし、資産が成長しない銀行であっても、適正な株式価格であれば買う価値があります。

ウェルズファーゴの株式は、2018年の利益に対して12倍、2019年の予想利益に対して10倍で取引されており、割安株として注目すべきでしょう

銀行業界においては規模が重要で、ウェルズファーゴはそれを持っています。

5,500以上の支店を有し、顧客預金残高はおよそ1.3兆ドルにのぼります。

預金コストは極めて低く、直近四半期における年間金利は0.56%のみです。

安定した低コストの預金基盤により、ウェルズファーゴは、ローンや証券ポートフォリオで過度のリスクを負うことなく、高い収益を得ることができます。

リスクが高い消費者ローン(除く不動産向け)などは、有利子資産の約7%のみに過ぎません。

商業銀行業務は、レバレッジを伴わない商業および工業ローンや商業不動産ローンに限定されています。

ウェルズファーゴの資産上限が2兆ドルで維持される限り、同社はほぼ全ての利益を配当および自社株買いで還元する、と投資家は期待できます。

ウェルズファーゴの資産拡大がいつ認められるかは誰も分かりません。

しかし、株価が現在のように低い限り、収益力を活用して高配当や自社株買いを継続させるので、単に現状維持でもいいのかもしれません。(提供:The Motley Fool Japan



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