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1日中座っているビジネスマンは椅子を選びぬけ。ヘルシーな「椅子の選び方」

体の不調や集中力の低下は、椅子が合っていないからかも? たかが椅子、されど椅子。ビジネスパーソンにとって椅子選びは非常に重要な意味を持つと、伊藤さんは語る。 伊藤さん「日本のビジネスマンは、大変長い時間椅子の上で毎日を過ごしています。体に合わない椅子を使っていたのでは、身体的にストレスを感じ、身体の不調を引き起こす原因になってしまいます。また、不調を感じることで着座時の集中力が落ち、さらに作業効率も下がってしまうことも。椅子選びはビジネスパーソンにとって、想像以上に大切なことなのです」 あなたの椅子は、あなたに合っている? チェックポイント4つ オフィスで使っている椅子が自分に合っているのか否か? それを調べるためには、次のようなポイントを見てみよう。 伊藤さん「ご自身が使っている椅子が合っているかどうかは、『背もたれが活かせているかどうか』で分かります。猫背は体に大きな負担となりますが、自力で正しい姿勢を保ち続けるのは思いのほか難しいもの。長時間正しい姿勢を保つために、オフィスチェアは背中をS字に保てるよう背もたれが工夫されているものなのです。 背もたれが活かせているかどうかは、椅子に深く腰をかけて背もたれに背をつけた状態を確認しましょう。この姿勢をとった上で、次の4つのポイントをチェックしてみてください。 【1.自分で背筋を伸ばした時のようなS字のラインが心地よくつくれているか?】 背中のS字のラインを作り出す方法は椅子によってさまざま。腰を押し出したり、背中を沈ませたり、背もたれの形に馴染ませたり、あらゆる手法によって背中をS字に保つ工夫がされています。 腰を押される感じが嫌だったり、外側の堅いフレームが当たって痛かったり、腰に隙間が空いていたりするなど、その椅子の個性が心地よく感じない場合は、その椅子がご自身の身体にあっていない可能性が高いです。 【2.座面の先端とふくらはぎの間隔が指2〜3本の隙間になっているか?】 指2、3本以上の隙間が空いている場合は、座面が短いです。体重に対して狭い面積で体圧を分散するので、広い面積で使用できている場合に比べるとお尻や太ももにかかる一点の圧力は大きくなり、負担がかかってしまいます。 反対に、座面の先端がふくらはぎに当たってしまう場合は、座面が長いです。 ふくらはぎを圧迫していると下肢の血流悪化につながり、そのストレスから腰を深くかけられなく座面前方へ座ってしまい、姿勢を崩すことになります。 【3.肘の角度をおおよそ90度にした時、肩が上がらず肘が浮かず、肘掛にしっかりと乗せることができるか?】 肩が上がってしまっている場合は肘掛の位置が高いです。肘が浮いてしまう場合は肘掛の位置が低いです。 肘掛は、背中を背もたれにつけた状態で快適にPCの作業を行うのに非常に役に立つ機能です。 使用していて心地悪い場合は、その椅子が体に合っていないかもしれません。 【4.座ったときに膝の角度がおおよそ90度になり、かかとが地面に着いているか?】 かかとが浮いてしまう場合は、座面高が高すぎます。膝が下に下がることで、太ももの裏を強く圧迫し血流が悪くなります。そのストレスから無意識にキャスターの上に足を乗せる姿勢を取ってしまい、体に負担がかかります。 また、膝の角度が90度以下になり太ももが座面から少し浮いている場合は、座面高が低すぎます。お尻一点に負担がかかる座り方になるため、坐骨に大きな負担がかかります。 しかしこの場合は、椅子が合わないのではなく、デスクの作業面とのバランスに問題があることもあります」 好みや用途によって、椅子の選び方はさまざま 背もたれの他にも、椅子選びをする上で注目すべきポイントは多々ある。 伊藤さん「背中が正しいS字になることは、オフィスチェアを選ぶ上でもっとも大切な要素です。しかし、正しい椅子選びはそれだけでは不十分。ご自身の体の声を聞くことで、より自分の体にに合った椅子を選ぶことができるのです。 例えば、座っていると座面に熱を感じ、お尻が蒸れてストレスを感じる方ならば、張地素材がメッシュのような通気性の良い椅子。痩せ型のため座り姿勢で坐骨への負担を感じる方は、座面が固すぎない椅子を選ぶなど。 さらに、どのような用途で使いたいかという希望条件でも椅子選びは変わります。頭ごと預けてリラックスの姿勢を取りたければ、ヘッドレストの高さや角度の調整が可能な椅子を選ぶ…といった具合です。 こちらで挙げた椅子の選び方は、ほんの一例です。自分の悩みや希望は分かっても、実際に触れてみないと椅子は選べません。体型や骨格、使用する用途は人によってさまざまですので、ご自身に合った椅子を選ぶ際には、実際に椅子に触れ、椅子の動きを感じていただくことをオススメいたします」 普段何気なく座っている椅子だが、もしかすると体に合っていないことであなたの作業効率を落としているかも。効率よく仕事に励むためにも、ぜひ一度じっくりと椅子について考えてみてはいかがだろう。 最後にアドバイザーからひと言 伊藤さん「PC作業時に最適な姿勢は、『深く座り、直角ではなく軽く10度ほど後傾した姿勢』。最適な椅子によってこの感覚を知ってしまったら、つらい仕事が楽しい仕事へ変わり、ワーカホリックへと一歩踏み出すでしょう!」