富裕層・投資家の「今と先」を伝えるキュレーションサイト

高級マンションコンシェルジュが富裕層に教わった時間管理術

筆者がライターになる前、マンションコンシェルジュとして働いていたことがありました。富裕層である居住者の方々は、時間管理の方法も違うのだなと実感することも多くあったことを覚えています。そんな居住者の方に教えていただいた、時間管理のコツを3つ挙げてみました。

Clock Time Watch - Free photo on Pixabay (38855)

2019.5.28

富裕層は時間単位ではなく年単位で考える

January Calendar Month - Free photo on Pixabay (38856)

仕事柄、重要な役割を担っていることが多い居住者の方々でしたが、いつも余裕のある行動をされているので、彼らの時間管理にとても興味を持っていました。

そしてよくお話をしていた何名かの方に、時間管理のコツを聞いてみることにしました。
今でも意識するほど役に立ったのは、目先の時間ではなく長いスパンで先読みすること、というお話でした。

忙しいとつい目先の予定だけをこなす作業になってしまいますが、もう少し先の未来に目を向けることが大切なのだと教えていただきました。
「例えば、お給料も時給に換算する人は多いけれど、年俸で考える人はあまりいない。長すぎてイメージがつきにくいのだろうけれど、多くの人が考えないところに、成長するチャンスが眠っていたりするものだよ。」

まずは年単位の長い尺で捉えるによって、気持ちに余裕も生まれ、周りがしっかり見えてくるそうです。
また、期間を長く設けることにより、先読みする力も養われ、自分自身のライフプランも立てやすくなるのだとか。

確かに振り返ってみると、時給に換算することはあったけれど、年俸で現在の仕事を考えるということはあまり意識していなかったことに気付きました。

いつも目の前の仕事をこなすだけで精一杯だった筆者にとっては、背筋が伸びるような助言でした。

富裕層は時間ではなく自分自身をマネジメントする

Office Desk Laptop - Free photo on Pixabay (38857)

ある別の方にお話を伺った時は、時間管理とは言っても、時間を管理するのではなく、結局は自分自身の感情をコントロールすることなのだと話してくださいました。

一生懸命仕事をしているつもりでも、勤務中のムダな時間は意外と多いものです。自分が集中しやすい時間帯を熟知して、ひたすら集中すること。
そのコツさえ掴めれば、少しぐらい気を抜いても成果はしっかり出せるのだそうです。緩急の付け方は、誰でもできるようになるともおっしゃっていました。

それ以来、私もゆったり記事を書く時や、集中して短時間で仕上げる時など、仕事をパターン化させることができるようになりました。
時間管理も自分管理の一つ。自分自身のメンタルをしっかりコントロールすることで、意識的に集中力は作り出せるのです。

富裕層は目の前のやるべきことを細分化する

Checklist Check List - Free image on Pixabay (38858)

そして富裕層の方からもう一つ聞いたコツは、やるべきことには小さな目標を設定してブロック分けし、自分に達成感を与える、ということでした。

やるべきことはただTo Doとして捉えがちですが、細分化することで今すべきことが可視化されるのだそうです。
これは最初にお伝えした年単位で考える方法に繋がるところがあるのですが、やるべきことはタスクによって、設定するスパンを考えます。

例えば、1日ですべて完結するTo Doであれば、まずは24時間という単位で区切ってみる。そうすると意外にも、大変な作業だと思っていたことが楽にこなせるのだと言います。
1カ月以内に終わらせたいタスクについては、1週間ごと、1年という長い期間であれば、1カ月ごとなど、区切りを設定します。

そして設定した時間内で、一つ一つ着実にタスクを片付けていくイメージです。
また、細分化することで、プロジェクトなどで分担することもできます。人に頼めることは積極的に依頼することも、管理術の一つです。

ただし、細分化されたタスクをこなすたびに、自分にご褒美を与えるのは逆効果。ある程度まとまった形で結果が出せたら小休憩すること。そう教えてくださいました。
To Doをこなすことも、限られた時間の中で組み立てていくに過ぎません。

「これをやらなければ」と自分を追い込むのではなく、与えられた時間をどう使っていくか、時間を消費するイメージでタスクと向き合えば、良質な時間を生み出すことができるのだそうです。
特別なことではありませんが、言われてみるとハッとするようなことばかりでした。これらを実践して以来、自分自身について少し知ることができたように思います。

まずは自分の性格やクセ、傾向を知ることで、時間管理を制する道が見えてくるのではないでしょうか。
長谷川 チエ

長谷川 チエ

富裕層向けの不動産販売と、都心マンションでのコンシェルジュ業務を10年経験したのち、フリーランスのWebライターに転身。 個人投資家としても行動経済学を学びながら、10年間トレードを継続中。

元のページを表示 ≫

関連する記事