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運用益で年利5%を稼げる投資手法とは?

一口に投資といってもその種類はさまざまだ。以前から一般的な投資手法として行われてきたものもあれば、近年のフィンテック(ファイナンス・テクノロジー)の進展で、新たに生まれたものもある。その中で、年利5%以上という比較的大きな利回りが期待できる投資について考えてみよう。

FXのスワップ金利

投資家
(画像=Getty Images)

FX(外国為替証拠金取引)では、通貨の売買だけでなく、「スワップ」による収益も得られる。スワップによる収益とは、簡単に言えば「異なる通貨の金利差」を利用した仕組みだ。例えば米ドルの米国は2019年2月の政策金利が2.5%、一方の日本円の日本は政策金利が0.1%。両者の金利差は2.6%だ。円でドルを買えば、年利2%以上の利益を得られることになる。レバレッジをかければ、年利6~7%も可能だ。

もちろん、為替変動でスワップの利益を打ち消してしまうほどの損失を被るリスクもある。レバレッジをかければ、そのリスクはさらに増大するので注意が必要だ。

株式投資

株式はFX同様、基本的には売買で利益を得る投資手法だ。しかし、株式の場合、投資先企業の業績次第では、一定の配当金が得られる。例えば、2018年12月に上場したソフトバンクも株式は配当利回り5%以上となっていた。もちろん、今後もこの配当利回りが維持できるかどうかは、企業の業績次第だが。

また配当金以外に、数々の「株主優待」があるのも、株投資の魅力のひとつだろう。最近は株主優待が各メディアで話題になることも多く、ご存知の方も多いだろう。その内容によっては、現金化できたり、配当金以上の金銭的メリットにつながったりすることがある。これらも含めて「利回り」と考えれば、株式投資も十分に選択肢に入るだろう。ただ、株式の値動きによって、大きなリスクが生じる点はFXと同様だ。

不動産投資

不動産投資は、物件の「売買益」と「家賃収入」というふたつの収益が期待できる投資だ。前者は「キャピタルゲイン」、後者は「インカムゲイン」と呼ばれる。特に近年は、超低金利状態が続き、比較的融資を受けやすいことから、不動産投資にチャレンジする投資家が増えている。

運用利回りは投資物件で大きく異なる。都心の単身者向けマンションは、比較的投資リスクが低いとされているが、年間の表面利回りは3~5%程度だ。これに対して、空室リスクはやや高まるが、物件価格の安い一都三県内の一棟アパートならば、7~10%程度の利回りのものもある。再建築不可の中古の戸建てを購入し、リフォームしてから貸し出せば、都内で利回り15%以上での運用も不可能ではない。

不動産投資の一番のリスクは空室リスクだ。不動産情報として提示される表面利回りは、年間入居率100%が前提の数値なので、念のため気を付けたい。

ソーシャルレンディング

フィンテックの発展で一躍脚光を浴びているのがソーシャルレンディング投資。仕組みとしてはクラウドファンディングに近いもの。ソーシャルレンディング事業者は、インターネット経由で多くの投資家から投資を募り、資金を必要とする事業者に融資し、その貸付金利から事業者の手数料と投資家たちの収益は分配される。

案件別に運用利回りが設定されており、その相場は5~10%程度となっている。投資家自身は特別な作業や管理業務を行う必要はなく、インカムゲインを獲得できる。一方で「自分では資金を引き出せない」「貸付先の事業の状況次第では返済遅延や貸し倒れが発生する」などのリスクも存在している。また、運用事業者が行政処分を受けたケースもあり、新興の投資手法だけに、他の投資にはないようなリスクもまだあるのだ。市場が成熟するに従い、こうした問題は整理されることだろう。

さて、今回は年利5%が期待できる投資手法について考えてみた。年利5%というのは、銀行の預金金利と比べると、かなり高く魅力的だ。ただ、その分、リスクも高まる。利回りだけで、安易な気持ちで投資を決めると失敗する可能性もある。リスクも十分に考慮して、慎重な決断を下そう。