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買われ過ぎた銘柄の戻りは限定的となりそう

12月に入って街でもクリスマスソングも聞こえて来ていますが、その割には寒くないという感じです。株式市場もちょっとしたことで大きく動くということは変わらず、今度は「世界同時株高」という様相を呈しています。ここで大きく上昇するのであればそこまで売られる必要はなかったのではないかというようなものもあるのですが、売られ過ぎ銘柄の修正はまだまだ期待できそうです。

ただ、買われ過ぎていたものが売られ過ぎたということもあるので、「元の水準」まで戻らないものも多いのではないかと思われます。買われ過ぎていたものが売られ過ぎたのであれば、適正水準に戻すだけで、再度買われ過ぎとなることは少ないのではないかと思います。単純にPER(株価収益率)などで見ても良いのでしょうし、戻りも限定的と割り切って、どこまで戻すかとみながら戻りに期待するということになるのでしょう。

本日の投資戦略

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

米中首脳会談の結果で世界同時株高となりましたが、完全に貿易摩擦懸念が払しょくされたということでもなく、まだまだ波乱もありそうです英国のEU(欧州連合)離脱問題など欧州での問題や中東問題など政治的なリスクも顕在化しており、買い戻し一巡後にどこまで買えるかということになりそうです。割安感がある銘柄や売られ過ぎ銘柄は買い直されるのでしょうが、買われ過ぎた銘柄の戻りは限定的となりそうです。

ソフトバンク(9434)の上場が引き続き話題になっていますが、「換金売り」で相場全体の上値を押さえる可能性もありそうです。機関投資家などは「通信株」としてはソフトバンク(9434)を持っていなければならないのでしょうが、日経平均採用銘柄としてはソフトバングG(9984)の株を持っていなければならず、果たしてどこまで新しい通信株に需要があるかということになるのでしょう。それにしても金額が大きすぎ、市場がから2兆6千億円が吸い上げられるという心配をしても良いのではないかと思います。

昨日は大幅高となりましたが、東証一部銘柄のなかでも「割安株」もまだ6銘柄存在します。コスモエネルギーHD(5021)、IHI(7013)、島根銀行(7150)、日本モーゲージサービス(7192)、パスコ(9232)、カナモト(9678)で、底堅さが見られるものもあり、戻りが期待できるものもありそうです。

コスモエネルギーHD(5021)は底堅さが確認されての反転となり、「赤三兵」の形が出現しました。25日移動平均線や基準線までの戻り、「窓埋め」を試すことになりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。