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英国の高配当利回り株を賃貸用不動産の代わりに買う

モトリーフール英国支局、2019年4月28日投稿記事より

何年もの間、筆者は賃貸用不動産に投資したいと思っていました。しかし、どうしても実行に踏み切ることができませんでした。そして今、それが正しかったと実感しています。

高配当利回り株
(画像=Getty Images)

賃貸用不動産投資と株式投資

賃貸用不動産投資では、25%の保証金を積み、住宅ローンを申し込み、物件を探し、調査と法定費用を払うことが必要です。その後、テナントを見つけ、彼らが家賃を払って不動産をきちんと使用していることを確認する必要があります。

株式投資は、それよりもはるかに簡単です。特に、英国では3%の印紙税がなくなり、税率の段階的な引き下げにより、株式投資の壁は随分と低くなりました。株式のISA口座(非課税口座)を用いて投資しているのであれば、税金について心配する必要はありません。所得税の影響を受けずにキャピタルゲインをそのまま享受することができます。

不動産関連株への投資

FTSE 100のBarratt Developments(ティッカー:BDEV、以下「Barratt」)やFTSE 250のBovis Home Group(ティッカー:BVS、以下「Bovis」)のような英国住宅メーカーの株に投資することで、国内不動産市場へのエクスポージャーを取るとともに、配当とキャピタルゲインを得ることができます。

ブレグジットは住宅市場に影を落とし続けているので、不動産投資にリスクがないわけではありません。しかし賃貸用不動産投資と異なり、オンライン取引であれば数秒で株を売却し、リスクを回避することができます。

ブレグジットの影響

Barratt、Bovisとも業績は堅調で、過去6ヶ月間で株価が約20%上昇しました(記事執筆時点)。株価回復の理由の1つは、投資家や住宅購入者が、次の暴落やEU脱退を心配してもしょうがないと割り切ったためとみられます。英国の不動産市場は、あらゆる問題に直面する中で驚くほど持ちこたえています。

ただ、ロンドンの不動産価格は昨年、全般的には前年比で3.8%下落しています。

配当利回りに注目

ブレグジットの不確実性は、BarrattとBovisのバリュエーションに一定程度反映されています。Barrattは現在、PER(株価収益率)8.6倍で取引されており、Bovisは9.1倍です。これは、一般的に適正価値とみなされる15倍をはるかに下回ります。なお、不動産セクターはブレグジットに関する国民投票の影響を強く受けましたが、それでも崩壊までは至っていません。

Barrattは現在、7.5%という非常に大きな配当利回りを提供しています。同社はバランスシート上に3億8,700万ポンドの純現金を維持しており、配当支払いは今のところ問題ありません。Bovisの予想配当利回りは9.2%で、Barrattを上回ります。両社とも、今後数年間は緩やかながら着実な成長が見込まれています。

もちろん、これらの株に対するリスクもあります。英国で住宅の購入支援制度が2021年に縮小され、2023年に終了します。これにより住宅価格が下落する可能性があり、それが両社の株価に影響を及ぼすかもしれません。(提供:The Motley Fool Japan


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