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育児、介護と仕事を両立。女性が活躍するUSEN-NEXT GROUPの秘密。女性管理職が明かす、企業環境と制度

「かっこよく、働こう。」をスローガンに掲げ、働き方改革を推進しているUSEN-NEXT GROUPは、社員一人ひとりのライフステージや意欲に合わせ、人材評価や抜擢をしています。

出産や育児と仕事を両立したい社員をサポートする仕組みも充実していて、女性社員からも働きやすいとの評価が上がっています。

世代もキャリアも異なる女性社員4人による座談会を通じて、その秘密に迫ります。

座談会に参加したのは、女性初の営業統括部長として、チェーン店企業を対象とした法人営業統括部を引っ張る成伯 真紀子(1994年入社)、法人向けのICTサービス事業で中部営業課の課長を務める 印藤 千絵(2006年入社)、育児をしながらメディア事業の編集者として働く辰ノ口 久美子(2003年入社)、グループ全体のキャリア採用・人事異動プログラムを担当している藤島 紫織(2012年入社)。

左から辰ノ口 久美子、成伯 真紀子、印藤 千絵、藤島 紫織

女性が管理職・総合職として活躍できる風土

藤島:成伯さんと印藤さんは、社内でも女性管理職が少なかった時期に昇進しましたよね。もともと、出世願望はあったんですか?

成伯:いやいや!管理職になりたいと思ったことなんて、一度もなかったです。今年は入社から25年目になりますが、新卒以来、ずっと営業職として「お客様の要望に応えたい」という一心でやってきました。

「私が決裁権を持てるようになったら、もっといい仕組みが作れるんじゃない?」と、まっすぐ働いているうちに、いつのまにか今の役割になってたんです。

成伯 真紀子。株式会社USEN 法人営業統括部長

印藤:意外!もっと上に上に行きたいタイプだと思ってた。

成伯:ここまでくるのは大変だったけど、今は仕事がとても楽しい。一緒に働くメンバー、お客様、家族、売り上げ……守るべきものが増えたからかな。印藤さんは?

印藤:私は今年で入社13年目、ずっと中部エリアで直販を担当しています。2年前に昇進の話をもらったときは、驚きましたね。

でも、当時はまだ女性管理職が少なかったので、「後輩世代のためにも、まずは私がやってみよう」と思ったんです。役職が人を育てる会社ですよね。

藤島:管理職になって部下ができてから、働き方や考え方はどう変わりましたか?

成伯:歯がゆいこともあったけれど、指示がうまくいかなかったときは、「ちゃんと伝わらない言い方をしてしまった私が悪い」と考えるようになりました。

新卒はとくに、わからなくて当たり前。まずは、自分がチームのメンバーに愛を持って接することが大切だなって。

藤島 、辰ノ口:優しい! 

印藤:上の世代の中には「ついてこれるヤツだけついてこい!」って感じの人もいたし、自分もそう育てられてきたから、最初は部下への接し方も悩みました。

「印藤さんみたいにはなれません」と言われたこともあるけど、私たちも普通の人間で、弱みもある。みんながそれぞれ、活躍できる会社を作りたいと思いますね。

印藤 千絵。株式会社 USEN ICT Solutions中部営業課長

成伯:結婚や出産をしても仕事を続ける社員が増えたから、最近は女性の管理職が増えてきたよね。USEN-NEXT GROUPの強みは、地方拠点が多いこと。家族の転勤で引っ越さなきゃいけなくなっても、希望を出せばそれに合わせて異動できることもあるし。

藤島:面談をしながら、勤務地を調整するケースもありますね。私も新宿支店に入社したあと、希望で人事へ異動し、今はキャリア採用や社内人事制度を担当しています。本人の意欲があれば、引き上げてくれる社風です。

辰ノ口:私も、入社3年目で職種転換を求めて異動しました。

もともと一般事務として入社したんですけど、周囲の先輩が活躍されていて。みなさんに鍛えてもらううちに、仕事への考えが変わったんです。「もっとチャレンジしたい!」と上長に相談して、さらに1年後に総合職に転向しました。

藤島:昨年9月から、職種転換を希望できる「Next Way-グループ内人事異動プログラム」もスタートしました。

35歳以上でも、まったく別の職種に転換するケースもありますし、同じ職種のまま、違う環境でチャレンジしたいという人も。自分のキャリアを自分でデザインできる風土が整っています。

藤島 紫織。株式会社 USEN-NEXT HOLDINGS コーポレート統括部 People Activation部 Career Agent課長

時間・場所に縛られない、自由な働き方を支える社内環境

藤島:最近は、リモートワークやフレックスタイム制度の利用率も高くなりましたよね。

印藤:ICTでは、営業職の女性社員が妊娠したときに在宅ワーク制度を導入しました。出産しても営業を続けられる例を作って、どんどん社内に発信しなきゃいけないと思ったんです。

辰ノ口:モデルケースができるのは、とてもありがたいですね。

成伯:法人営業統括部での制度利用率は、ほぼ100%。飲食店様への訪問は、どうしても勤務時間が不規則になるので、フレックスタイム制度の利用と直行直帰で補っています。

昔は上長への申請が必要だったけど、今は個人の裁量で利用ができます。労働時間より、数字と生産性にこだわるようになりましたね。

印藤:制度導入時は上の世代の方が困惑してたけれど、積極的に使うように働きかけました。「早く帰ってください!」って(笑)。

今はもう、「上司が残業しているから帰りにくい」って空気もなくなりましたね。

辰ノ口:若い世代は、みんな率先して社内制度を使ってますね。育児中なので、とても助かっています。

育児中の社員にも手厚いサポート体制

藤島:辰ノ口さんは、2人のお子さんを育てながらメディア事業で編集者として働いていますが、社内に相談できるママ友はいますか?

辰ノ口:はい。よく相談しあっています。1人目の育休から復帰したときは、まだ育児中の社員が少なかったので悩みましたね。

「ママだから」で仕事に穴をあけたくない。でも、どうしても頼らなければならないこともある。そのバランスが、とても難しくって。

辰ノ口 久美子。株式会社 USEN Media Editorial Division

成伯:初めてだと、誰に相談していいかも、わからないですよね。お子さんが熱を出すと業務調整も大変だと思うけど、今はどうやって工夫しているんですか?

辰ノ口:普段から周囲の仕事を率先して手伝ったり、スケジュール管理を徹底しています。自治体のファミリーサポートなどの制度も活用しながら、並行してリスクヘッジをする癖がつきましたね。

印藤:さすが。しっかりしてる。

辰ノ口:どうしても休んだり、早退したりしなければならなくなったときに、きちんと同僚を頼る準備をしておきますね。

本当に、困ったときにはみなさんすぐ助けてくれるんです。上長たちは男性だけど、お子さんがいて、ご家族との時間を大切にするタイプで。「頑張ったって、できないときはできないんです。無理しなくていい」って言ってくださったのは、ありがたかったですね。

藤島:いい話! 実際に、周囲はどんなサポートをしてくれていますか?

辰ノ口:私だけで取材に行くと、子どもが熱を出したときに行けなくなるリスクがある。だから、朝一のときは同行者をつけてもらうこともあります。

うれしいのは、私がサポートに回されてしまうのではなくて、あくまで自分主導で仕事をさせてもらえること。育児中でも、活躍できる風土が整っています。

業務フローの改善について語る成伯氏

目指すのは、それぞれが等身大で働ける組織

成伯:育児も介護も、男女関係ないと思うんですよ。みんな、自分と家族を守るために働いているわけじゃないですか。私だって、実家の父や母に何かあったら仕事を休んで、すっ飛んで行きます。

そもそも、組織は属人的な仕事をつくるべきじゃない。できる人に仕事が集中してしまいがちだけれど、そこは管理側も普段から意識しています。

印藤:ITツールも導入されているし、普段から情報共有をしっかりしていれば、育児・介護で急に休まざるを得なくなっても、サポートできる体制ですよね。

藤島:普段からコミュニケーションを大切にする社風がありますよね。1on1(1対1)の面談や、目標設定も制度として導入していますが、普段から役職に関係なく、それぞれが声をかけやすい雰囲気かなと思います。

印藤:キャリアの相談もしやすいです。もともと、うちの会社で昇給するには、どんどん等級を上げていかなければなりませんでした。

でも、ずっとプレイヤーでいたいタイプの人もいます。評価制度も変わり、営業として結果を出している人は、給料幅もアップしてもらえるようになりました。

成伯:「将来はこうなりたい」と、きっちりキャリアを設計している人もいれば、「自分らしく自分のペースで働きたい」という人もいます。

お客様にまっすぐ向き合って、みんなが等身大で働ける組織にしていきたいですね。