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米国の太陽光発電市場の大きなポテンシャル

モトリーフール米国本社、2019年5月20日投稿記事より

米国の太陽光発電設備は拡大し、専門調査機関によれば、全米で200万基が稼働しています。数平方マイル(1平方マイルは約2.59平方キロメートル)におよぶ発電設備もありますが、全体の96%は住宅の屋根にとりつける小規模なものです。200万基に至るまでに40年以上かかりましたが、アナリストによれば、今後の200万基は約4年で達成すると見られます。

太陽光発電市場は規模と地理面で大きく拡大しており、投資家にとっても投資機会となっています。住宅用太陽光発電装置を供給している企業は、テスラ(ティッカー:TSLA)、サンラン(ティッカー:RUN)、ビビント・ソーラー(ティッカー:VSLR)です。大型設備の設置はファースト・ソーラー(ティッカー:FSLR)などが行い、ファイナンスは電力会社やネクステラ・エナジー・パートナーズ(ティッカー:NEP)やテラフォーム・パワー(ティッカー:TERP)が行います。2社は、これまで太陽光発電設備に数十億ドルを投じています。

2019年に注目される米国の太陽光発電銘柄

太陽光

ソーラーエネルギーの推移

専門調査機関によれば、当初はカリフォルニア州で太陽光発電が盛んでしたが、その後全米に広がり、現在ではフロリダ州、テキサス州、ミネソタ州などが主要成長市場となっています。全般的に見た場合、太陽光エネルギーは発電市場に大きな影響を与え始めました。

2018年の全米の発電量に占める太陽光発電の割合は1.5%で、2011年の37倍です。もし現在の増加ペースが続いた場合、今後10年以内には石炭火力発電量を抜く可能性があります。

市場参加者の状況

住宅向け太陽光発電装置設置では、サンランが独走していて、その後をビビント・ソーラーとテスラが追っています。事業の変動が激しいため大半の企業は赤字状態ですが、太陽光発電装置の大半を支配しています。

サンパワー(ティッカー:SPWR)は、商業向け太陽光発電市場に注目しており、大型小売施設や学校駐車場などへ太陽光発電装置を設置します。住宅向け発電装置と同様に利益率は低いですが、サンパワーが規模を拡大し、発電効率を上げることができれば、長期的には太陽光発電で主要プレーヤーになる可能性があります。

電力会社向け太陽光発電は競争が激しいですが、ファースト・ソーラーが抜きん出ています。同社は、世界最大の太陽光発電装置メーカーで、2019年末時点のバランスシートにおいて16億ドル~18億ドルのネットキャッシュを有することになると予想されています。

一方、ネクステラ・エナジー・パートナーズとテラフォーム・パワーは太陽光発電資産を運用します。両社は、営業キャッシュフローを使って配当を出しており、配当利回りはネクステラが4.3%、テラフォームが5.9%です。

太陽光発電拡大トレンドは止まらず

太陽光発電関連銘柄に興味がないとしても、太陽光発電産業がエネルギーに関する常識を打ち破る可能性を注視すべきです。太陽光発電コストは急速に低下しており、補助金なしで今後石炭、天然ガス、風力を下回る可能性があります。もちろん、太陽光発電にも、需要閑散期のエネルギー貯蔵などいろいろな問題があります。しかし、化石燃料に競争しうる低いコスト構造は既に確立されたものとなっています。

今後の米国エネルギー市場における市場シェア拡大見通しを考えると、太陽光発電産業は、将来、電力市場に創造的破壊をもたらす可能性があります。(提供:The Motley Fool Japan


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