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注目される米医療機器株5銘柄とETF

モトリーフール米国本社、2019年7月22日投稿記事より

米国株式市場の平均パフォーマンスを上回るセクターを探している場合、医療機器株に注目すべきでしょう。

医療機器は多種多様で、注射器、診断機器、人工関節から手術ロボットまで多岐にわたります。

米国医療機器株のパフォーマンスを追跡しているダウ・ジョーンズU.S.セレクト・メディカル・イクイップメント・インデックスのトータルリターンは、過去10年以上にわたり、ダウ・ジョーンズ平均およびS&P500インデックスを60%以上上回っています。

ザックス・エクイティ・リサーチは、メディカル産業の世界売上高は年平均5%前後増加し、2030年までには8,000億ドルに近づくと予想しています。

ハイテク・医療機器の世界市場規模はさらに大きく成長すると見込まれます。

成長牽引要因は、高齢化、心血管疾患および慢性疾患の増加、そしてイノベーションです。

ETF
(画像=Getty Images)

注目される医療機器株5銘柄とETF

以下で注目される医療機器株5銘柄と2つのETFを紹介します。

注目される米医療機器株5銘柄とETF
(画像=出典:主力分野は会社資料。増収率と増益率はYCHARTS。時価総額と予想PER(株価収益率)はYAHOO! FINANCE。2019年7月22日時点。*ショックウェーブ・メディカルの増収率は、四半期増収率をベースにしています。)

アボット・ラボラトリーズ

アボット・ラボラトリーズは、時価総額ではヘルスケア銘柄の十指に入ります。

同社は医療機器専業ではなく、医薬品、診断薬、栄養補助食品も開発・販売しています。

しかし、アボットの最も大きな売上部門は、心血管および神経調節関連医療機器です。

製品には、電気生理学、心不全、心臓リズム管理製品に加えて、慢性疼痛および運動障害管理のための神経調節装置が含まれます。

アボットの成長機会は、新製品と既存製品の新バージョン投入です。

また、海外市場での売上増加も予想されます。

グローバルヘルスケア銘柄の紹介(主に配当株)

アビオメッド

アビオメッドは、心血管疾患の治療機器を製造しています。

同社のImpella心臓ポンプは、10万個以上が使用されています。

アビオメッドの製品は、現在米国、ドイツ、日本でのみ販売されています。

他の地域への販売には、大きな成長余地があります。また、米国市場には深耕余地があります。

カバー可能な米国市場規模は60億ドルで、アビオメッドはこのうち11%のシェア占めているに過ぎません。

アライン・テクノロジー

アライン・テクノロジーは、透明タイプの歯列矯正装置市場のリーダーです。

同社のInvisalign歯列矯正装置は、680万人以上に使われています。

さらにアラインの口腔内スキャナーで歯列の3次元画像を作成でき、歯科医や歯科矯正医が矯正装置作成の際に活用されています。

現在、アラインは米国でカバー可能な市場の16%を占めています。

なお、今後拡大が予想される10代向け歯列矯正装置市場におけるアラインのシェアは7%未満に過ぎないため、既存市場だけでも大きな成長機会があります。

インテュイティブサージカル

インテュイティブサージカルは、手術ロボットシステム市場のリーダーです。

約5,000台のダヴィンチ手術ロボットシステムが世界で使われています。

同社は最近、低侵襲性の肺生検を可能にする「イオン」新手術ロボットシステムを導入しました。

インテュイティブサージカルには複数の成長機会があります。

まず、海外展開の拡大です。

さらに、長期的な高齢化は、患者の体の負担が少ない手術ロボットシステムの利用を増やすでしょう。

そして、新たなタイプの手術ロボットを導入し、手術分野を広げていくと予想されます。

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ショックウェーブ・メディカル

ショックウェーブ・メディカルは、今回紹介の医療機器株の中では最も新しくまた最も時価総額が小さい銘柄です。

2009年に設立され、2018年に最初の製品を投入し、今年3月にIPO(新規株式公開)したばかりです。

同社は、血管内砕石装置にフォーカスしています。

超音波衝撃波を使用した砕石技術は、腎臓結石粉砕で30年以上にわたって利用されてきました。

ショックウェーブ・メディカルは、血管内の石灰化プラーク治療に砕石技術を先駆けて導入しました。

ショックウェーブ・メディカルは、末梢動脈疾患市場でシェアを広げ、冠状動脈疾患や大動脈弁狭窄症にも参入する見込みです。

ショックウェーブ・メディカルは、カバー可能な市場規模を年間約60億ドルと見積もっています。

しかし、他の銘柄と異なり、ショックウェーブはまだ赤字状態です。

今後の成長投資のため、依然として追加のキャッシュが必要です。

医療機器株関連ETFへの投資

医療機器株投資の別の方法はETF(上場投資信託)を買うことです。

米国では、医療機器株にフォーカスした2つのETFがあります。

iシェアーズ米国メディカルデバイセズETF(iShares U.S. Medical Devices ETF)(NYSEMKT:IHI)

SPDR S&PヘルスケアイクイップメントETF(SPDR S&P Health Care Equipment ETF) (NYSEMKT:XHE)

ETFを買う大きな利点は分散効果です。

たとえば、上記のiシェアーズETFは約60の個別銘柄に投資しており、SPDR ETFの場合は約70銘柄です。

ETF投資で注意すべき点は年間管理手数料です。iシェアーズETFは投資額の0.43%、SPDR ETFの場合は0.35%かかってきます。

医療機器株投資で注意すべきこと

医療機器株の周辺状況は常に変化しています。新たな競争、主要製品の特許切れ、規制の変更などの影響を大きく受けるので、定期的に投資を見直すことが必要です。

四半期ごとの見直しで十分でしょう。

長期的な投資マインドを堅持しつつ、個別銘柄や医療機器業界の大きな変化が医療機器株の長期見通しを悪化させるかを注視すべきです。(提供:The Motley Fool Japan

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)
「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


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元記事の筆者Keith Speightsは、アライン・テクノロジー株とインテュイティブサージカル株を保有しています。モトリーフール社は、アビオメッド株、アライン・テクノロジー株、インテュイティブサージカル株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、ショックウェーブ・メディカル株を推奨しています。