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業績アップに欠かせない チームの団結力向上講座 融資増強編【第1回】経験の浅い若手ばかりのチーム

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(画像=winnond/Shutterstock)
私がリーダーを務める渉外チームは、入行3年以下の若手担当者ばかりです。渉外の経験はあっても個人渉外だけの担当者や、今年初めて渉外になった担当者など、経験不足が否めません。ただ私にも自分の仕事があり、指導や同行訪問を行いたくても限界があります。どうすれば若手を早期戦力化し、チームとして実績をあげていけるでしょうか。

担当者一人ひとりの業務能力とチームワークがなければ、目標は達成できない。しかし営業店の現場においては、人員削減によって管理職といえどもプレイヤーとしての活動を求められるため、若手の指導・育成もままならない状況にある。こうした中、最近の若手行職員に共通してみられる傾向が、指導・育成と営業推進の両立を一層難しくしている。

近年の若手行職員には一般的に「指示された仕事には一生懸命取り組むが、応用が利かない」「手取り足取り教えなければ動いてくれないが、厳しく指導するとメンタル疾患やパワハラの訴えといったネガティブな反応が現れやすい」「段取りや優先順位を考えて行動しない」といった傾向があるといわれる。

1980年代には当時の若者が「新人類」と称されたことがあったが、今も昔も、若手と上司世代には感覚の隔たりがあるものだ。

ではどう対処すればよいか。法人渉外といえば、かつては融資セールスが専もっぱらの仕事だったが、今日では販路拡大、事業承継やM&Aの支援など、企業の経営課題を解決するコンサルティング業務も重要性を増している。多種多様な企業ニーズに応えるのは、経験の浅い若手担当者にはハードルが高い。

そこでまずは、「企業を相手にする法人渉外は、金融機関で働く醍醐味を最も感じられる業務といえること」を理解してもらい、やる気を喚起しよう。そのうえで、経験不足の部分を補っていく必要がある。

若手が活動しやすいよう事前に方針を協議する