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東京時間のドル円上昇は、年末仲値の一時的な上昇に過ぎない

前日については、クリスマスということもあり、東京時間のみ市場がオープンする特殊事情があったので、値動きについては限定的なものになりました。ただ、特徴的だったのが日経平均株価が約5%下落し、前場では一時1,018円安となる19,147円まで下落するなど、リスク回避の動きが強まる結果になりました。ドル円についても、一時110.042円と110円割れ目前まで円買いが強まり、非常に流動性の低い中でも円高の動きが牽引しました。

本日については、スポット応答日が28日となり、年末に当たるため(31日は日本市場が祝日)、仲値に向けてドル買いが強まったことで、一時ドル円は110.671円まで上値を拡大し、日経平均株価の戻しが前日に5%以上下落したものの、本日の戻しが2%程度になっていることもあり、下げ幅の調整と捉えることができるため、戻りも限定的になっています。

今後の見通し

FXプライム,市況解説
(画像=PIXTA)

流動性が低くなっていることで、トランプ大統領のTweetが通常時よりも意識されていますが、前日は「メリー・クリスマス」とTweetしただけであり、特段影響はありませんでした。ただ、「FRBは利上げを急ぎ過ぎている」「非常に有能なムニューシン財務長官を信頼している」「壁、フェンスもしくは境界がない限り政府は再開されない」とも発言しており、間接的にFRBを批判しています。

特にメキシコ国境の壁建設費用の盛り込みについては、27日に上下院で採決が行われる予定ですが、平行線のまま解決できないでしょう。政府機関閉鎖は年を跨ぐ可能性が非常に高くなっていることもあり、目先リスク回避の動き、そしてドル売りが主導しそうです。

小動きながらも1.15ドル上抜けは難しそうだ

引き続き、ユーロドルに関しては、上値の重さが確認できます。流動性を考えると、利食いも検討してもいいのですが、本日はほぼマーケットがないこともあり、一旦様子見です。利食いは1.1320ドル、損切りは1.1500ドル上抜けに変更はありません。

海外時間からの流れ

上記に述べた材料以外に、ドルが上昇する材料として年末にかけてのドルファンディング需要が挙げられますが、現状のドル安の流れを一変させるような動きにはならない公算です。

今日の予定

本日は主要な経済指標が予定されていません。また、欧州市場が休場となります。

(提供:FXプライムbyGMO)

FXプライムbyGMO情報分析チーム
為替のみならず、株式、商品相場の経験者が多角的な目線でマーケットを分析します。執筆者は営業推進部マーケッツグループ長、稲井有紀、グループ長代行、崔 敏樹。