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本当に高利回りなの?海外資産運用のすすめ

国内株式や国債、社債への投資では利回りがいまひとつだと感じるならば、海外の金融商品で資産運用を行うという方法もあります。海外の金融商品は日本よりも金利が高いといわれていますが、どの程度の利回りが期待できるのでしょうか。海外資産運用のリスクとあわせて解説します。

海外資産運用は高利回り?

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(写真=I. Noyan Yilmaz/Shutterstock.com)

初めに、日本からでも簡単に運用できる商品と、その金利などについて見ていきましょう。

外国債券

海外の国債や社債を、国内の証券会社から購入することができます。国債よりも利回りの高い債券が多く、例えばトルコ・リラ建て債権は2019年6月現在で利回り15%前後で推移しています。ただし外国債券で注意したいのが、為替相場の変動によって損失が生じる恐れがある為替差損です。トルコ・リラ建て債権は利回りが高いものの、為替差損で利回り以上の損失を出してしまうこともある点に注意しましょう。

その他の新興国の通貨建て債券も利回りが高い傾向にあります。先進国の手堅い通貨建て債権で1~3%前後です。日本の国債の金利が0.05%という現状を考えれば、魅力的な投資商品といえます。

海外株式

国内の株式と同様に、海外の株式へも投資できます。アップルやフェイスブックなど、海外の有名企業の株も購入できますから、今からでも買っておきたい株がある人は海外株式に投資してみるのもいいでしょう。

海外ETF(上場投資信託)

海外ETFは、アメリカ、中国、ASEAN諸国など、海外の代表的なインデックスに連動することを目指した投資信託です。投資信託でありながら上場しているため、一般的な株式同様にリアルタイムで売買できるのが魅力です。利回りも高く、3〜4%のものも少なくありません。

外貨預金

国内の預金利息にはほとんど期待できない今、外貨預金とういう形で高い利回りを得ようと考える人も少なくないでしょう。外貨預金では、国内の銀行よりも高い預金利息を得られる可能性がある他、預金時と払い戻し時の為替レートによって、為替差益を受け取れることがあります。

払い戻しの際に預金時よりも為替レートが円安になっていると、想定以上の利益を得られるかもしれません。

外貨建て保険

払い込まれた保険料を、外貨で運用するのが外貨建て保険です。払い込んだ保険料は円から外貨に両替され、支払われる保険金や解約返戻金(へんれいきん)なども外貨から円に両替してから払い込まれます。外貨建て保険は、円建ての保険よりも利回りが高い傾向にありますが、外貨預金と同様に為替レートの影響を受けます。

海外資産運用のリスク

海外資産運用は、資産を海外に分散でき、さらに国内よりも高い利回りを期待できるという点で優れています。ただし、元本割れのリスクがある点、為替レートによっては為替差損が出てしまう点には注意が必要です。

また、海外の投資商品にはカントリーリスクもあります。カントリーリスクとは、投資する国の政治や経済の情勢が投資商品に反映されるリスクを指します。特に、政治や経済の状況が不安定でカントリーリスクの高い新興国へ投資を行う際は、常にその国の情勢を把握できるよう、情報感度を高める必要があるでしょう。

どの国に投資する?

高い経済成長が期待できるアジアや中南米の新興国の債券や株式は、短期的に大きなリターンを得たい人に向いています。ただし、新興国は先進国に比べてカントリーリスクが高いため、海外投資初心者には難しい投資先といわざるを得ません。新興国への投資は、ハイリスク・ハイリターンであるという点は心得ておきましょう。

安定した資産運用を求めるのなら、欧米への投資が手堅いでしょう。リターンは新興国への投資よりも小さくなりますが、カントリーリスクが低く、為替レートの動きも小さいため、為替リスクも小さくなります。

また、2019年以降もアメリカと中国の関係には注意を払うべきでしょう。2つの大国の動きが、それぞれの国の企業だけでなく、その他の国へも影響を及ぼすかもしれません。

資産の分散先として海外への投資も視野に入れておこう

資産を円に集中させてしまうと、万が一インフレが起きてしまった場合に、大切な資産の価値が大きく下がってしまう可能性があります。インフレ対策として、実物投資や海外への投資を考えておいても損はありません。

ただし、海外への投資には為替リスクやカントリーリスクなど、国内での資産運用とは異なるリスクが生じます。どのような投資商品でも、元本割れのリスクがある点に留意しておきましょう。自分に合う投資方法はどのようなものなのか、じっくりと考えて投資先を選定しましょう。(提供:ANA Financial Journal

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