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新卒2年目で新サービス立ち上げも。LINEが「若手をどんどん抜擢」するワケ

リリースから7年、コミュニケーションの形を大きく変えた『LINE』。そんな同社で『LINEショッピング』『LINEデリマ』『LINEトラベル』という新規事業を指揮するのが藤原彰二さん(34)だ。爽やかな笑顔で「全ての領域で必ずトップを獲りますよ」と語ってくれた藤原さん。新サービスにかける熱い思い、そして勝算とは。

過去最高の売上を記録、次々立ち上がる新サービス

売上高:1671億4700万円 (前年比18.8%増)

純利益:  80億7800万円  (同19.4%増)

2017年度、売上・利益ともに増収増益と、LINE社の業績が好調だ。特に注目すべきは、次のフェーズとしてAI、フィンテック、コマースをはじめ、新サービスを生み出していること。

今回お話を伺った藤原彰二さん(34)は、注力分野の1つであるコマース領域(『LINEショッピング』『LINEデリマ』『LINEトラベル』)でサービス立ち上げを牽引する責任者の一人だ。

新サービスにかける思いについてこう語る。

「『LINE』というプラットフォームに何でもかんでも乗せればヒットするわけじゃない。だから面白いんですよね。自分がやる意味があるというか」

2018年以降の『LINE』で働くというのはどういうことなのか。彼が実現しようとしていること、そして仕事観を共に見ていこう。

LINE

日本人の2人に1人にあたる7500万人という圧倒的な国内ユーザー(*1)を誇る。今後注力していくのが、「AI」「フィンテック」「コマース」の3つだ。

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『LINEショッピング』を黒字化へ

「実は、LINEは過去にもコマース関連事業にチャレンジしていました。私が事業企画担当者としてはじめて受け持った仕事が、その立て直しだったんです。社内外からは "LINEはECに弱い" という声も聞こえてきたりして」

そのウラ側にあったのが、"悔しさ" だ。

「どうせムリ、そう言われれば言われるほど燃えてくるんですよ、見とけよ、と(笑)。今でも忘れられないのですが、役員に呼ばれ、"絶対に次こそは成功させるぞ" と新たに部署が立ち上がりアサインされたのが2016年11月15日。日付も忘れないですね」

4人で立ち上げた『LINEショッピング』、1年で会員2000万人へ(*2)

こうして『LINEショッピング』の立ち上げを担うことになった藤原さん。役員を含めると4名のチームだったそうだ。彼らがやったことはシンプルだ。

「過去の失敗要因を分析、他社の成功事例・失敗事例も徹底してヒアリングを重ねていきました。何もわからないふりをしていろいろ聞いてまわって(笑)。あとは仮説を立て、それ通りにユーザーが動いてくれるか、検証も自分たちで全てやって。知り合い伝いに、数十人規模で試作サービスを試してもらったりもしましたね」

『LINE』という巨大なプラットフォームであっても、愚直にイチからサービスをつくり、ユーザーの役に立つものを追求する。藤原さんたちを動かしたのは、"絶対に成功させる" という執念のようなものだったのかもしれない。それが "1年で会員2000万人規模" という結果につながっていった。

「やるからには負けたくない。必ずこの領域で勝つ。この気持ちはブレないし、メンバーにも常にそう言っています。負けず嫌いなんで(笑)」

次なる新サービス、立ち上げるのは新卒2年目

こうして成功体験を重ねていった藤原さん。さらに『LINEデリマ』の立ち上げを経て、旅行領域も担っていく。

「『LINEトラベル』も私たちの部署で仕掛けていくサービス。新サービスの立ち上げは社内でもやりたい人が多いのですが、旅行業界に新しい風を吹かせたい、その一心で立ち上げパートナーに新卒2年目の社員を抜擢しました」

その狙いはどこにあるのか。

「何よりもスマホネイティブの世代であること。若いユーザーをターゲットにしているサービスなので若者が仕切っていくことは自然ですよね。あとは責任感だったり、やりきる力があったり。年齢に関わらず、挑戦をしてほしいというのもあります」

この「若手をどんどん抜擢していく」というのはLINE社に共通した考え方。例えば、『LINEショッピング』の現場責任者は29歳。後々は『LINEデリマ』も若手に任せたいという想いがあるようだ。

「コマース領域だけでも、今1年に1個以上サービスを出している。まだ若いうちに打席にどんどん立てるというのもLINEの魅力だと思います」

「仕事は楽しまなきゃ損」

次々と新サービスを立ち上げ軌道に乗せてきた藤原さんだが、もとはWebマーケティングを専門にしてきた。事業・サービスの企画も素人同然だったという。

「最初はマーケターとしてサポートで入る予定だったんです。ビジネスオーナーは執行役員だったのですが、ものすごく多忙で僕が指揮を執ることになった。そこから必死で勉強してきました」

経営陣からの期待、そして『LINE』という看板を背負う仕事には、大きなプレッシャーもついてまわる。投げ出したくなることはなかったのだろうか。

「経験を重ねれば、それだけ出来ることも増えていく。だから単純に楽しいんですよね、仕事が。年々良くなるしかない。昔は良かった、なんて思ったこともないんです」

目の前の仕事に全力で取り組み、自分のレベルを上げることが、未来のキャリアにつながっていく。最後に伺えたのは、藤原さんの仕事観だ。

「仕事って僕にとっては趣味に近いもの。会社って家より長くいる場所だし、人生で見てもすごく長い時間を費やしていく。それならここを楽しまなきゃ損ですよね。いつもヘラヘラしているとか、笑っているねって言われるのですが、楽しいから笑っているだけ。僕が一番楽しまないと、一緒にやっているメンバーも楽しくならないですよね(笑)」

爽やかな笑顔で気さくに話をしてくれた藤原さん。同時に、時折のぞく鋭いまなざしからは、ビジネスへかける熱い思いを垣間みた。彼は一体これからどのようなメンバーたちと新たな領域に挑んでいくのか、注目をしていきたい。

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(*1)『LINE』月間アクティブユーザー┃2018年12月期第一四半期決算説明会(ログミーファイナンス)

(*2)2018年6月時点

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