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投資における競合他社分析の方法を解説

モトリーフール・シンガポール支局、2018年12月13日投稿記事より

企業に対してデューディリジェンスを行うことは、情報、統計、データ、数値が山のようにあるため、面倒な作業になるでしょう。

私たちは、投資先として興味を持っている企業の年次報告書を見るだけでなく、業界レポート、ニュース記事なども見ていかなければなりません。

もう1つの有用な情報源は競合企業を調査することです。

これによって、業界および全体的な評価について洞察することができます。

投資家が1つの会社のみ見ている場合、比較の基準がないため、業績指標、比率、バリュエーションをどのように捉えるべきかわからないかもしれません。

この記事では、シンプルで効果的な競合他社の分析を行う方法について紹介していきます。

競合他社分析
(画像=Getty Images)


適切な競合他社を選ぶ

まず始めに、投資家は自分が調べている企業に対して比較を行うために適切な企業を選ばなければなりません。

たとえば、おむつを販売する企業を分析している場合、化粧品を販売している企業と比較してはいけません。

まず、上場している競合他社の情報を収集し、リストにまとめます。

同じ業界内の別の分野にある競合他社を含めても大丈夫です。

たとえば、ホテルチェーンを分析している場合、一般向けホテルや高級ホテルを競合他社のリストに含めると、業績を幅広く理解することができます。


財務指標を比較

次はこれらの企業を集計表に入力し、関連性のある財務比率や指標を比較することです。

例としては、総利益率、営業利益率、純利益率、フリーキャッシュフロー利回り(1株当たりのフリーキャッシュフローを株価で割ったもの)、配当利回り、株主資本利益率などが含まれます。

多額の債務を有する企業は、負債比率などを比較するとよいかもしれません。

財務諸表とは?ファンダメンタルズ分析における見方を解説


運用指標を分析

リスト内の企業が運用指標を開示している場合は、これらを集計して比較すべきです。

いくつか例を挙げるとすると、小売業界の同店舗売上高、ホテル業界の販売可能な客室1室当たりの売上、電気通信業界の1ユーザーあたりの平均売上などがあります。


バリュエーション指標の比較

最終はバリュエーション指標です。投資家は企業を比較することで株価が安価であるか高価であるかを判断できます。

また、特定業界の全体的なバリュエーションの位置付けを知ることができます。

一般的な測定基準には、株価収益率(PER)と株価純資産倍率(PBR)などがあります。


最後に

投資家は業界全体の財務、運用、バリュエーションの指標を比較することで、重要な洞察を得ることができます。

これは、投資家が調べている企業とその業界の両方の理解を深めるために頼ることができる不可欠なツールとなります。(提供:The Motley Fool Japan



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