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建設テック向けに投資枠50億円、JAPAN CON-TECH FUNDが始動

カシワバラ・コーポレーションは2月21日、建設系ITスタートアップに投資する「JAPAN CON-TECH FUND」を3月より開始すると発表した。当初の投資枠は50億円。今回の発表に合わせて専用サイトで支援を希望する企業を募集する。さらに、国内外の建設テック情報を発信するウェブメディア「CON-TECH MAG」も開設した。

同社は、山口県岩国市で1949年に創業した建設会社。マンションの大規模修繕事業、リノベーションデザイン事業、ライフライン事業などを手がけている。現在は、岩国市と東京に本社がある。

国土交通省発行の「平成30年度 建設投資見通し」では、建設業界の市場規模は57兆円。これは自動車産業市場に次ぐ規模だが、労働環境の問題などで若い職人が育っておらず、慢性的な人手不足。そして、それに伴う労働環境の悪化という、負のスパイラルとなっている。同社はこの問題をスタートアップの力を借りて解決することを目指す。なお、投資だけでなく、さまざまな建設現場を新技術の実証実験や導入支援のために提供するという。

建設テックはコンテック(Con-Tech)とも呼ばれる造語で、ITの力で建設業界の問題を解決することを目指す分野。国内では、建設現場と職人のマッチングアプリや職人向けプリペイドカードを提供中の助太刀、建設職人向けの情報サイトや工具防犯登録サービスを提供する職人さんドットコム、クラウド施工品質管理システム「ANDPAD」を開発するオクトなどがある。

また先日、米国シリコンバレー発祥のベンチャー・キャピタルであるDCMベンチャーズから約10億円の資金調達を発表したユニオンテックも建設テックの一翼を担う企業だ。