富裕層・投資家の「今と先」を伝えるキュレーションサイト

幼稚園から大学まで私立の場合、教育費はいくら掛かる?

子どもの教育費は、幼稚園から大学まで私立に通わせるとなると、総額はいくらぐらいになるか気になりませんか?子どもの教育費は約1,000万円といわれていますが、進学先によっては倍以上の費用がかかることもあります。子どもの教育費はどれだけ必要なのか、あらためて考えてみましょう。

教育資金の1,000万円を用意しておけば安心?

幼稚園,大学,私立,教育費
(写真=ITTIGallery/Shutterstock.com)

内閣府が発表している「平成30年版 少子化社会対策白書」を見ると、親が理想とする数の子どもを持たない理由は「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」だとされています。多くの人が尻込みをして、子どもを持つことをためらってしまう教育費は、実際にはどのくらいの金額が必要なのでしょうか。

一般的に、子どもの教育にかかる費用は約1,000万円といわれていますが、保育園なのか幼稚園なのか、進学先は公立なのか私立なのか、一人ひとりのパターンによって異なります。

また、子どもを育てるために必要な資金は教育費だけではありません。18歳未満の子どもにかかる年間の子育て費用は、170万円以上とされています。これから教育費を用意しようと考えているのであれば、子どもの日々の生活にお金がかかることを忘れずに、教育費を貯めていく必要があります。

すべて私立の子どもにかかる教育費は?

幼稚園から大学まで、すべて私立に通わせた場合、子どもの教育費は総額でいくらになるのでしょうか。文部科学省の「平成28年度子供の学習費調査」にその答えがありました(大学の学費のみ日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査」より引用)。

私立の幼稚園にかかる学習費の年額は48万2,392円、小学校では152万8,237円、中学校は132万6,933円、高校では104万168円、大学は136万1,600円となっています。

この調査をもとに、3歳から22歳までの教育費を計算すると、すべて私立の場合は約2,316万円にもなります。教育費を1,000万円用意しておいても、私立に通うとなれば、まったく資金が足りないことが分かるでしょう。

さらに、高校や大学で親元を離れる場合には、学費とは別に、生活費や仕送りが必要になります。子どもが私立の学校への進学を希望した場合、そこで学ばせてあげたいと考えている人は、教育費として2,000~3,000万円を用意しておくことをおすすめします。また、大学は文系に比べて理系は学費が高く、医科・歯科系ではかなりの高額になります。

その他のケース

そこまで子どもの教育費を用意できないという場合には、高校卒業まで公立に通わせ、大学だけ子どもの望む大学へ通わせるという方法もあります。すべて公立にした場合、私立と公立に通った場合など、さまざまなケースの教育費を考えていきましょう。

すべて公立で大学には行かなかった場合

子どもが大学に行かず、保育園から高校まで公立だった場合の学費はおよそ540万円です。すべて私立の場合と比べて5分の1ほどの費用で済みます。

すべて公立で大学も公立だった場合

公立・国立の大学にかかる年間の学費は65万円ほどです。4年間では260万円になりますから、幼稚園から高校までの540万円を足して800万円になります。

大学だけ私立だった場合

私立大学の年間の学費は約136万円、4年間で544万円になります。高校まで公立の540万円を足すと、1,084万円になります。

気になる大学の仕送りや生活費について

最後に、最もお金がかかる大学生への仕送りや生活費について見ていきましょう。独立行政法人日本学生支援機構が行った「平成28年度学生生活調査」によると、昼間部の大学生の生活費の平均は、年間69万円となっています。このうち、食費、住居費、光熱費が36万4,500円、娯楽費などが32万6,300円ほどかかるようです。

さらに、大学生の収入は家庭からの給付が60%、アルバイトが18%、奨学金が20%となっています。学業が本分の子どもに親が仕送りをするのは当たり前とはいえ、他の家族の生活もあるため、備えが不十分だと生活が苦しくなってしまう可能性があります。

学費は子どもが生まれる前から準備が必要?

子どもの生活費と学費を考えると、多額のお金が必要であることが分かりました。子どもに十分な教育環境を整えたいと考えているのなら、結婚後すぐに準備を始めてもよさそうです。

毎月の定期積金や最長20年間非課税(2037年まで)のつみたてNISAなども活用してみましょう。学資保険は妊娠中から加入すると、返戻率も高くなります。できるだけ早い段階から、子どもの学費に備えておくと安心です。(提供:ANA Financial Journal

【おすすめ記事 ANA Financial Journal】
「お金持ちは長財布」はもう時代遅れ?
日本は借金大国?世界の債務残高はどのくらいのか
ビジネスセンスが現れる!差がつく「手土産」3選
サービスで選ぶエグゼクティブのカード
プラチナカードの審査の仕組みとは