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外国債券ってどんな商品?メリットやリスク、特徴を解説

アベノミクスが始まって以降、日本の金利はほぼゼロで推移しており、定期預金すら金利がほとんど付きません。

今となっては、ゆうちょ銀行に10年預金してれば倍になった時代を懐かしむ声も多く聞こえます。

そういった背景の中、少しでもいい利回りを求めて貯蓄から投資への流れが少しずつ増えてきています。

しかし、株式はリスクが高すぎる、リスクが低いもので定期預金よりいいものはないのかと考えている方は非常に多いのではないでしょうか。

そこで今回は、比較的リスクが低いとされている債券。

その中でも外国債券について、その種類や性質、メリット・デメリットについて詳しく解説していきたいと思います。

解説
(画像=Getty Images)


外国債券とは

債券とは、国や政府・地方公共団体、企業などが、資金を投資家などから借り入れるために発行する有価証券の一種です。

その中で外国債券とは、発行市場、発行体、通貨のいずれかが外国である債券のことを言います。


外国債券の種類

外国債券は、通貨や発行体、利払い形態等により、様々な種類が存在します。


通貨種類

通貨には主に、米ドル、豪ドル、カナダドル、英ポンド、NZドル、ユーロ等の先進国通貨と、南アフリカ・ランド、トルコ・リラ、ブラジル・レアル、メキシコ・ペソ、インド・ルピー、ロシア・ルーブル等の新興国通貨に分けられます。


円貨決済型

円貨決済型とは、償還の時に円で受け取ることしかできない債券のことです。

強制的に円で償還を迎えるので、円転時の為替のコストはかかりません(途中売却時はかかる)。

ブラジル・レアルやインドネシア・ルピア、インド・ルピー等の通貨がこれに該当し、これは、国によって自国外での通貨流通が規制されているためです。

  • 外貨決済型
    米ドル、豪ドル、トルコ・リラなどの通貨建ての債券は、円貨決済型と異なり償還、途中売却時に外貨での受け取りが可能であり、償還時には円転のための為替コストが発生します。

  • 利付債
    利付債券とは、発行日から償還期日になるまで、年1~2回利金を受け取ることができる債券です。

  • ゼロクーポン債券
    ゼロクーポン債とは、毎年の利金がない代わりに、発行価格が額面よりも低く設定される債券のことです。

例えば、発行価格80%の債券があるとすると、償還の時に額面は100%で返ってくるので、値上がり分20%の利益を得ることができます。

  • ディープディスカウント債
    利付債とゼロクーポン債の複合型であり、利率は利付債より少ないですが、毎年利払いを受け取ることができます。

さらに、発行価格も割り引かれたところからのスタートになりますので、償還の時の額面の値上がりも期待することができます。


外国債券のメリット

外国債券のメリットは、日本では考えることができないほどの高金利を享受することができるというところです。

アベノミクスが始まって以来、日本の金利はほぼゼロであり、定期預金も金利がほとんど付きません。

しかし、外国債券の場合は、選択する通貨、発行体、年数次第で二桁の金利が付くものも存在するのです。

最近では、トルコ・リラ建債ゼロクーポン債券で複利14%程の物が販売されていたりします。


外国債券のリスク

外国債券は、高い利回りである反面リスクも国内債券よりも高くなります。

主なリスクは以下の通りになります。


為替リスク

外貨建ての場合は為替リスクが発生し、償還時の為替によっては収益に大きな影響を与える場合があります。


カントリーリスク

発行体もしくは通貨が所属している国に特有のリスクです。

政治や経済が不安定な国々では、クーデターの発生や急激な政治・経済情勢の変化によって、債券の価格が大きく変動したり、元利金の支払いに影響が及んだりすることが考えられます。


価格変動リスク

債券は償還まで保有すれば原則、債券単価は100%で返ってきます。

しかし、償還前に途中売却した場合は、そのときの債券単価で売却することになります。

債券単価は日々変化するため、売却したときの債券価格が当初の購入金額を下回っていれば、その分が損失となります。


信用リスク

債券は元本の返済とあらかじめ決められた条件での利払いを約束して発行されるので、債券の発行体が元利金の支払いをきちんと履行できるかどうか、信用力が重要になってきます。

証券会社で販売されている発行体の格付はほとんどがA以上となっているので、信用力は非常に高くなっています。

この中で特に注意すべきは為替のリスクです。

新興国通貨になると為替の変動率は先進国通貨に比べものすごく高くなります。

買い付けるタイミングによっては償還時に想定外の損失が出てしまう可能性がありますので、自分のリスク許容度に合った通貨を選択する必要があります。


外国債券の購入方法

外国債券は証券会社で購入することができます。

証券会社ごとに取り扱っている通貨、利回り、為替コスト、諸費用などの条件が異なっていますので、それぞれ比較して条件がいいものを購入するようにしましょう。


まとめ

外国債券には様々なタイプのものがあり、自分の投資スタイルに応じた債券を選択すれば、分散投資の幅を広げることができます。

基本は株や投資信託等よりリスクは低く、期間も長期投資になりますので、どういった資金を回すのかも十分に検討したうえで投資を検討していきましょう。(提供:The Motley Fool Japan



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