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伊藤詩織さんが「カルバン・クライン」のキャンペーンに起用  トランスジェンダーのモデルも

アメリカの有名ブランド「カルバン・クライン」がアジアで展開している国際女性デーのキャンペーン動画「MY STATEMENT(マイ・ステートメント)」に、日本からフリージャーナリストの伊藤詩織さん(29)が参加している。

カルバン・クラインは、「創造的なカルチャーや力強く意見を発信するアジアの女性たちを讃えます」として、アジアの10人の女性たちが見つけたそれぞれの「自分らしさ」と「成功」を描いた。

今年の国際女性デーのテーマでもある「 #BalanceforBetter(より良いバランス)」について、10人に独自の解釈を探求してもらい、彼女たちの力の源を写真や動画を通して表現している。

キャンペーンでは、10人全員が登場する動画が3月8日の国際女性デーに合わせて公開され、その後は1人ずつの動画が順次公開されていった。

日本では性被害を告発したジャーナリストとして、どちらかといえば険しい表情で登場することが多い伊藤詩織さんだが、カルバン・クラインの動画では、リラックスした柔らかな表情が印象的だ。

伊藤さんは自身のFacebookで「今まで『被害者』をはじめ色々なラベルが付けられましたが、今回は『サイレントブレーカー』という新しいラベル付けをされました。被害者より、ずっといい」と、キャンペーンへの参加を報告している。

「女性デー」だから考えたい、トランスジェンダー女性の生きづらさ

カルバン・クラインのキャンペーンには、もう一人、今年の国際女性デーを象徴するモデルが参加している。トランスジェンダーのモデル、アンジャリ・ラマさん。ラマさんは、ネパールの農村で男の子として生まれた。家族に女の子として生きたいと告げ、モデルとしてのキャリアを選んだラマさんは、たくさんの偏見に苦しむことになった。

2017年にインド最高峰のファッションショーのランウェーを歩いたラマさんは、動画の中で「私の一番の夢は世界を駆け巡ること」と語る。

「ありのままの自分を愛し、受け入れること」が、ラマさんのアイデンティティーの源だ。

女性への差別撤廃や地位向上を考える国際女性デーに、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの女性にも祝福を、という動きが今年は広がった。

性的少数者(LGBTなど)の就職を支援するJobRainbow(ジョブレインボー)も、国際女性でトランスジェンダーの女性の日常を描いた動画「#ForAllWomen」を公開した。

動画では、実在のトランスジェンダー女性3人を起用し、それぞれの実体験をもとにストーリーを作成した。

「前向きになれた」「このままで良いんだと安心した」など、前向きな反応があったという。