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仮想通貨取引所ジェミニ、NFTの購入・管理プラットフォームを買収

仮想通貨取引所ジェミニ、NFTの購入・管理プラットフォームを買収

米仮想通貨取引所ジェミニが、NFT購入・管理プラットフォームを提供する企業Nifty Gatewayを買収したことが明らかとなった。

仮想通貨取引所ジェミニを運営するウィンクルボス兄弟はビットコイン長者として有名であり、フェイスブックのザッカバーグCEOと訴訟経験もある。そして今回の買収を受けてのウィンクルボス兄弟のコメントは、以下のようになる。

「Non Fungible Tokenとそれらが可能とするデジタル商品は、次世代のデジタル経済において大きな役割を持つことになるでしょう。これらは、暗号コレクションや暗号アートを生み出すための完成度の高いフォームファクタといえます。また、まったく新しい数十億ドル規模の産業が誕生する可能性を秘めています。」

また、Nifty Gatewayは、デジタルアセットのP2PプラットフォームであるOpenSeaや、各種ブロックチェーンゲームを通して、NFTの利用を促進していくとしている。加えて、NFTへのアクセスを増やすことだけでなく、今後はクレジットカードでの購入も可能となるよう進めていく方針を示している。

【コラム】フェイスブックと、ウィンクルボス兄弟が仮想通貨業界で再会

2019.06.26

「Non Fungible Token」はどんなことに使う?

NFTは「Non Fungible Token」の略称であり、代替不可能という意味がある。ざっくりいうと、その世界で唯一の存在であるということだ。対義語には「Fungible」が挙げられ、こちらは代替可能という意味になる。基本的にどのプラットフォームでも、流通するトークンは「Fungible」に該当する。これとは対照的に、NFTはトークンごとに替えの効かない存在であるといえる。

具体的な活用方法を挙げると、野球カードなどのコレクション要素が強い商品が対象として挙げられる。一部のカードは信じられないくらいの高額で取引されることもある。ここ最近では、各スポーツのプロチームやNBAなどの運営団体と、ブロックチェーン企業との提携が多く見受けられるが、これまで現実世界での所有物としていた選手カードを、デジタル化していく流れが出てきていることが伺える。

たとえば、こうしたスポーツ選手のカードをやり取りするDapps内で、NFTを使うことで希少価値の高いアセットトークンを生み出すことが可能だ。もちろん、ウィンクルボス兄弟がコメントしたように、同じく希少価値の高いアートにも適用できるだろう。こうしたデジタルアセットの市場規模は、今後さらに広がる可能性がある。