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中国版LINE「ウィーチャット」が個人情報を収集?会話の8分後に現れた広告が物議

10億人以上が利用しているとされる中国版LINE「ウィーチャット(微信)」。

LINEと同じように、友人やグループ単位でチャットや電話ができるアプリだ。

Wechatのアイコン

利用者の趣味嗜好などに合った広告を流す「ターゲティング」があまりに正確すぎると話題になり、「会話が監視されているのでは」とユーザーの間で不安が広がった。

■8分後に...

北京青年報などによると、監視疑惑のきっかけはウィーチャットユーザー、劉さんの告白だった。

桜の季節に合わせて大阪旅行を計画していた劉さん。家族がウィーチャットを通じて、ある航空会社のチケットの画像を送り「この会社が良いんじゃないか」とアドバイスした。

その8分後、劉さんの画面に同じ航空会社の、しかも大阪便の広告が映し出されたという。

このことがネットで話題になると、同じような体験談が次々に寄せられ、「会話内容が監視されているのでは」と話題になった。

■「監視はしていない」と釈明

ウィーチャットは3月26日、現地メディア澎湃新闻の取材に対し「ユーザーの会話を監視などしていないし、それを元に広告を掲出することはあり得ない」と疑惑を否定した。

一方、北京青年報によると、ウィーチャットはユーザーの性別や年齢、身分証番号などの個人情報を収集している。

また、広告主もユーザーを属性ごとに分けたグループ単位で広告を出すため、「あまりにぴったりの広告が出てしまうこともあり得る」としている。

■日本でも情報漏洩騒動

日本でも、LINEを巡って同様の騒動が起きたことがある。

2018年、Twitterで「会話内容がLINEに提供されていた」という投稿が話題になった。これに対し、LINE側は疑惑を否定。

LINEの公式ブログによると、LINEが収集しているのは使用したスタンプや絵文字、それにトークの相手など。公式アカウントとのトークルームでは会話内容も対象に含まれる。

LINEは、情報を集める理由として「サービスの改善及び研究開発」に加え、「より適切なコンテンツ及び広告の表示」などを挙げている。