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不倫の金銭的リスクは? 慰謝料相場は最低100万円以上!?

不倫がバレやすくなったのは女性の社会進出で職場が“出会いの場”へと変わったから 不倫の代償が大きいのは、芸能人だけではなく、一般人も同じだ。周りを見ると、以前より不倫がトラブルになる事例が格段に増えているのを感じないだろうか。岡野さんは、不倫が世間に露見する件数が増加している理由のひとつとして「働き方改革」を挙げる。 「女性の社会進出が進んだことで、女性が産休や育休後に職場復帰しやすくなり、職場に既婚者が増加しました。これまで男社会だった場所に女性が増えたことにより、職場が“男女の出会いの場”として機能し始めたのです。同時に、現在の不倫は当事者の身勝手さが目立つため、バッシングの対象になりやすい面もあると思います」(岡野さん、以下同) たしかに、昔の不倫関係には後ろめたさのようなものがあり、それゆえに「相手の家庭は壊さない」「ふたりの関係は誰にも明かさない」といったルールのようなものが存在した。 「ところが、最近は不倫相手に対して本気になり、相手の家庭を壊そうとするようなタイプの人が増えています。そうした自分勝手な面も、世間から叩かれてしまう理由のひとつでしょう。特にお受験や成績至上主義など、幼いころから競争社会で育ってきた人は、『不倫相手と結婚するためならなりふり構わない』という考えを持っている傾向がありますね」 発覚したら左遷や降格。不倫に厳しい業界は金融関係や家族向け商品を扱うメーカー いずれにせよ、不倫が発覚したら男性には厳しいペナルティが待っているという。「職場で不倫がバレたら、一気に信用を失います。事実上の左遷をされたり、出世の道が閉ざされたりと、今後のキャリアに大きな傷を残すことになるでしょう」と岡野さんは話す。 とりわけ不倫の代償が大きくなるのが、世間体が重要な意味をもつ企業や業界だ。 「たとえば、銀行や金融関係、ファミリー向けの商品を取り扱うメーカーなどは、特に不倫に厳しいですね。それは『信用』を第一にうたっているためです。重要な役職に就くミドル男性でも、不倫が発覚すると会社から降格処分を受け、関連会社に出向させられるといったケースをよく耳にします。不倫というのは結局、『人を裏切る』『人のものを奪う』行為ともいえるので、企業にとっては大きなイメージダウンにつながるのです」 また、いわゆる「ダブル不倫」の場合は、既婚者同士の関係となるため、相手の女性の配偶者による怒りに任せた報復行為などを受ける可能性が非常に高いという。 「妻に不倫されたことでプライドを傷つけられ、『不倫相手の男に報復したい』と考えるのです。男性の会社に女性の夫が乗り込んできて、不倫を暴露されることも多いですよ」 ダブル不倫の場合、慰謝料は最大600万円! 自分の妻からも慰謝料を請求される しかも、ダブル不倫は発覚した際の金銭的なリスクも高まる危険性があるという。 「ダブル不倫の場合、相手女性の配偶者(夫)から請求される慰謝料は大きく分けて2種類あります。ひとつは、配偶者(夫)が受けた精神的苦痛に対する慰謝料。相場は100〜200万円ほどといわれています。不倫が長期間に及んでいたり、女性が子育てを放棄したりしていたケースでは、配偶者(夫)が強い苦痛を強いられたと判断され、相場よりも高額な慰謝料を請求されることが多いようです」 もうひとつのリスクは、不倫が原因で相手の夫婦が離婚した場合に発生する慰謝料だ。 「あくまで私が相談を受けた事例ですが、ダブル不倫をしていた男性が不倫相手の女性に、『旦那と別れちゃえば?』などと言い、離婚を助長したようなケースがありました。そのときは、高額な慰謝料を請求された覚えがありますね。その際に支払われた慰謝料は150万円でしたが、過去には似たようなケースで300万円も支払ったという人もいました。示談で解決できず裁判になっても、現実には、弁護士費用や諸費用などがさらにかかってしまうのです」 つまり離婚が泥沼化すれば、諸費用もトータルすると相当な金額を失いかねないのだ。さらに、自分の夫婦関係を解消した場合も妻から精神的苦痛に対する慰謝料を請求される可能性があるという。「以前弁護士の先生に聞いたお話では、妻への慰謝料は、相手の夫への慰謝料よりも高額になる場合が多いようですよ」と岡野さん。 もはや不倫は、ミドル男性にとってかなりリスクが高い行為といえる。もし誘惑に負けそうになったら、不倫と引き換えに自分が失うものを想像してみるといいだろう。 最後にアドバイザーからひと言 「ミドルエイジの男性は、まず『不倫がステータスだ』という古い考えを改めることが先決です」