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三流は「グチを言い合う」二流は「夢を語り合う」では超一流は?

(本記事は、新井直之氏の著書『超一流、二流、三流の休み方』あさ出版、2018年9月19日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

仲間

超一流、二流、三流の休み方
(画像=4 PM production/Shutterstock.com)

仲間と過ごす時間は楽しいものです。

疲れたときに「久しぶりに会いたいな」と思うのも仲間がいてこそ。

休日も仲間がいることで、さらに充実します。

ところが、この仲間も相手によっては、モチベーションに大きな違いが出てくるのです。

たとえば、会社の同期など、気の合う者同士で集まったとします。

最初はお互いの近況報告や趣味の話題で楽しく盛り上がっていても、最後はたいていグチの言い合いになってしまいます。鬱憤を晴らして、少しはストレス解消できますが、それでも晴れやかな気分にはなれません。

一方、仕事ができるビジネスパーソンは、自ら仲間を求めて外に目を向けます。

積極的に交流会や勉強会に出かけ、仕事の理想や夢を語り合える仲間に出会って、人の輪を広げようとします。

私も何度かそんな交流会に参加したことがあります。

参加者はさすがに意識が高く、二次会の居酒屋に移ってからも、熱く語りあっていました。でも、最後はたいてい「お互い頑張ろう」で終わり。

どんなに素晴らしい夢や理想も、語り合うだけならただの発表会です。前に進むことはなく、結局何もできない自分にマイナスの気持ちだけが残るでしょう。

では、超一流はどうでしょうか。

超一流はつねに自分を肯定してくれる仲間と集まります。

実際、彼らの会話を聞いていると、「今度こういう本を書こうと思うんだ」「すごいですね、絶対ヒットしますよ!」とか、「こんな新規事業を立ち上げるつもりだ」「正解だと思いますよ」などと、超一流の言葉を肯定する人ばかり。

正直、「こんな人たちに囲まれて大丈夫なのか」と思ったこともあります。

しかし、それは超一流の立場を考えると納得がいきます。

超一流は、どんな決断をしようとも、すべての責任は自分にあると思っています。

それゆえ「この投資を進めるべきか」「会社のこの部門を縮小すべきか」といった重大な判断を前に欲しいのは、自分の背中を押してくれる言葉なのです。

おべっか使いという意味ではなく、つねに自分を後押しして、自分の能力以上の力を発揮させてくれる仲間を求めているのです。

もちろん、その言葉に押されて動いた結果、失敗することもあるでしょう。

ただし、最終的に決断したのは自分自身。失敗しても自分で責任を取り、次につなげればいいのです。

私たちが1個の仕事の精度を上げている間に、超一流は10個を考え、実行に移さなくてはなりません。つまり、超一流にとっては立ち止まることがリスクです。

結果を出して、つねに前に進み続けるためにも、自分の実力以上の力を引き出してくれる、いわば「勘違いさせてくれる仲間」が必要なのです。

仲間とは、前に進むモチベーションを高めてくれたり、ときには手助けしてくれる存在です。そんな仲間がいれば、困難な仕事にも意欲を持って立ち向かえるようになるでしょう。

三流:グチを言い合う仲間
二流:夢を語り合う仲間
超一流:肯定してくれる仲間

──良き仲間は休みを充実させる

ホテルの部屋

旅先でどのような部屋に泊まるかは、満足度や充実感に大きく関係します。

「観光は楽しかったし、料理も美味しかった。でも部屋がちょっとなぁ……」

そんなふうに後悔してしまったという方も多いのではないでしょうか。

ホテルの部屋を探す際、三流はコストパフォーマンスを気にします。

なるべく安い料金で泊まれる部屋をネットでリストアップし、そのなかで可能な限りキレイな部屋、おしゃれな部屋、観光地へのアクセスが便利な部屋を見つけようとします。

しかしこの視点で見つける部屋は、実際に泊まってみると、えてして休息感は得られないものです。

二流も、やはりコストパフォーマンスを気にしますが、「料金だけ」を最優先にするわけではありません。

たとえば海辺のリゾートに行くなら、景色が素晴らしいオーシャンビューの部屋のほうが気持ちが休まりますし、充実感も得られることを知っています。

ですから料金の安さだけでなく、「コスト」と「付加価値」を秤にかけて、なるべく景色のいい部屋を選ぼうとします。

安さだけに限らず、「休日を目いっぱい休もう」という視点を持っているのです。

ただ、それでも二流に関して言えば、視点が1つ欠けています。

それは「静かな環境を求める」という視点です。

超一流は、ほかの宿泊客やホテルスタッフが前を通らない、廊下のいちばん奥の部屋を希望します。ガヤガヤと賑やかな人たちが夜中に部屋の前を通り、安眠が妨げられたという話を聞きます。

スタッフがチェックアウトした部屋の掃除を始める音が聞こえ、せっかくのリゾート気分が台無しになることもあるでしょう。

これらは廊下の中間にある部屋や、エレベーターに近い部屋に泊まるからであって、廊下のいちばん奥にある部屋であれば心配無用です。

しかも、一般的に廊下の奥は角部屋になりますので、二方向の景色を楽しめることがほとんどです。

超一流は、旅行は気分をリフレッシュし、仕事のパフォーマンスを高めるために出かけるということを心得ています。

ですから、自分のコンディションに悪影響を与える可能性のある要素、休日を台無しにしてしまうリスクを回避する視点で、部屋を選ぶのです。

こうした考え方はリゾートだけではなく、出張先のビジネスホテルで部屋を選ぶ際にも使える考え方です。

翌日に重要な商談や打ち合わせがあるなら、最高のパフォーマンスで仕事に臨むためにも、廊下のいちばん奥の部屋を指定してみてください。夜中に酔客の声で起こされることがなく、費用対効果以上の宿泊体験を得られるはずです。

三流:料金が安いキレイな部屋
二流:料金が安くて景色のいい部屋
超一流:廊下のいちばん奥にある部屋

──きちんと休める部屋がいちばん

超一流、二流、三流の休み方
新井直之(あらい・なおゆき)
日本バトラー&コンシェルジュ株式会社代表取締役社長大学卒業後、米国企業日本法人勤務を経て、日本バトラー&コンシェルジュ株式会社を設立。フォーブス誌世界大富豪ランキングトップ10に入る大富豪、日本国内外の超富裕層を顧客に持つ同社の代表を務める傍ら、企業向けに富裕層ビジネス、顧客満足度向上、ホスピタリティに関する講演、研修、コンサルティング、アドバイザリー業務を行なっている。

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