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リップルCEO、フェイスブック仮想通貨“リブラ”に対して「この分野全体に必要以上の厳しい規制をもたらす」

リップルCEO、フェイスブック仮想通貨“リブラ”に対して「この分野全体に必要以上の厳しい規制をもたらす」

2019年7月25日、大手メディアFORTUNEがロンドンにてリップルCEO、Brad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏にインタビューを行った。CEOは、フェイスブックがリブラを携えて仮想通貨業界に参入することに対して「この分野全体に(必要以上の)厳しい規制をもたらす」と心配している。

今回明らかになった内容によると、CEOは「(フェイスブックのリブラに関する)一連の騒動に巻き込まれないようにしたい」「規制当局が私たち(リブラ以外の仮想通貨)を一括りにして疑問を呈しないことが重要です」と述べ、仮想通貨というジャンルに属するだけでリブラの巻き添えに遭う懸念を表した。

今月11日にトランプ大統領がツイッターで「私はビットコインが好きじゃない。リブラは違法行為を助長する可能性がある」と発言した際にも、CEOはツイッターで「それはインターネット会社のファンではないと言っているようなものです。インターネット会社にも様々な種類があります」と述べ、リブラと一括りにされることを嫌った発言をしている。

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2019.07.12

リップルの憂いと本音?

伝統的な金融業界に革新的な技術を取り込んだとも言えるリップルは、銀行=真面目というイメージをそのまま継承している。もちろんイメージだけではなく、仮想通貨取引所による出来高操作の疑いがあれば、即座に対応し、ユーザーに対して誠実な姿勢を見せた。
リップルは時間をかけて足元を固めている。リップルの価格が最高値を記録した2018年第1四半期の総売り上げは1億6770万ドルだが、2019年第2四半期の総売り上げは2億5151万ドル。今の価格は最高値の1/10だが、総売り上げは1.5倍に増加した。

【注目】リップル、第2四半期の報告書を発表|総売り上げは2億5151万ドル(約272億円)を記録

2019.07.25

金融機関と提携し、規制当局とも協調姿勢を見せているリップルにして見れば、やたら問題を発生させるその他の仮想通貨と一緒にされたくないのだ。リップルのネットワーク送金は、マネーロンダリング防止規制を順守する金融機関のよってのみ行われる。CEOは「マネーロンダリングや仮想通貨を使用した犯罪行為に対する心配は、リップルに当てはめるべきではない」と述べ、重ねてリブラの騒動に巻き込まれる事に対する懸念を見せた。

先月20日に行われたFORTUNEのインタビューで、CEOは「ビットコインはデジタルゴールド。リップルはブリッジ通貨。私はビットコインの長期保有者です」と述べ、リップルとビットコインの違いを明確に発言したことが話題となった。だがこれは「低コストな国際送金手段はリップルだけで十分。リブラは必要なのか?」という発言にも取れるのは邪推だろうか。