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モチベーションを上げる行動経済学 すぐ実践できる3つの方法

仕事や勉強をしなければならないのにモチベーションが上がらないという経験は誰でもあるはずです。モチベーションが上がれば、仕事もスムーズにこなせ、夢への目標にも近づけるのではないでしょうか。今回は行動経済学の観点から、モチベーションの効果的な上げ方を考えます。

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2019.2.27

カフェや図書館で勉強がはかどる!バンドワゴン効果

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カフェや図書館で作業をすると、妙に仕事や勉強がはかどると感じたことはないでしょうか?筆者もやる気が出ない時は、あえてスターバックスに行って原稿を書くことがあります。

店内の雰囲気がそうさせるという背景もあると思うのですが、それだけではなさそうです。実はここに、行動経済学を当てはめることができます。
人間には、多くの人が行なっていることを、同じように自分も行いたくなる心理というのがあります。これをバンドワゴン効果といって、マーケティングなどでもよく利用されている方法です。

スタバや図書館で集中しやすく、作業がはかどる現象はこのためです。周りにいる人たちがみんなPCで作業をしたり、読書をしていると、自分も同じ行動を取ろうとするのです。
世界的に見ても、日本人は特にこの傾向が強いと言われています。規律を守る日本人像というのも、ここから生まれているのかもしれません。

この効果を利用して、多くの人が集中している場所にあえて身を置くことで、モチベーションや作業効率をアップさせることができます。
コワーキングスペースなどはこの最たる例です。仕事以外のことをしづらい環境に飛び込んでしまうことで、結果的にモチベーションアップにつなげることができます。

自分の中の6つのニーズを理解する

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人間には「シックス・ヒューマン・ニーズ」と呼ばれる6つのニーズがあります。
1.安定感・・・安定したいというニーズ
2.不安定感・・・変化が欲しいというニーズ
3.自己重要感・・・価値ある存在でありたいというニーズ
4.愛とつながり・・・愛されたいというニーズ
5.成長・進化・・・成長したいというニーズ
6.貢献・・・何かに貢献したいというニーズ
人間の欲求は、私たちが想像しているよりも強く、ニーズを満たすためなら夢をも犠牲にすると言われているほどです。
1と2にあるように、安定を求めるけれど不安定さ(変化)にも同時に惹かれてしまうのは、ある種の矛盾でもあります。
ニーズを満たすことも大切ですが、我を忘れて熱中しすぎないように、目標に向かうことが重要なのではないでしょうか。

夢のために頑張っていたのに、いつしか欲求を満たすための行動に変わり、夢を諦める結果にならないよう、自分の欲求を知っておくことで乗り切ることができます。

認められるとモチベーションは上がる

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「シックス・ヒューマン・ニーズ」の他に、人間には承認欲求があります。

子供が親に褒めてもらいたいと考えるのと同じように、大人になっても、上司に認められたい、恋人に理解してもらいたいなど、評価されたいと感じるものです。
その欲求こそがモチベーションにもつながるので、これは決して悪いことではありません。

これを自分自身に落とし込んで利用してしまえば良いのです。何かを達成できたらご褒美を用意するなど、自分で自分を正当に評価することも大切です。
また、職場で認められるように努力するのも一つの働き方。

この方法はチームで仕事をする時にとても効果を発揮します。あえてみんながいる前で、誰かを褒めるのです。部下のいる立場の方なら特に効果があります。
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みんなの前で評価されたことで、褒められた人の嬉しさは倍以上にもなりますし、周りの人は自分も頑張りたいと思えるようになるのです。

自分を褒めてくれた人には好意的な印象を持つので、今度は相手が自分を認めてくれるようにもなります。

どんな人にも承認欲求があることを念頭に置き、相手を効果的に褒めることで、その結果チーム自体を強くすることが可能です。
モチベーションが下がってしまうと、そこから集中して結果を出すのが難しくなるもの。そんな時でも、自分の性格や心理、傾向を把握しておくことで、自分をコントロールすることができます。

短所を直そうとする努力も素晴らしいですが、まずは自分の行動パターンを理解して、上手に舵を取る。もう1人の自分になりきることも時には有効です。
長谷川 チエ

長谷川 チエ

富裕層向けの不動産販売と、都心マンションでのコンシェルジュ業務を10年経験したのち、フリーランスライターに転身。
個人投資家としても行動心理学を学びながら、10年間トレードを継続中。

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