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トナカイ200頭が大量死。専門家は、気候変動が原因と指摘

(※注意:文中にトナカイの死体の写真が含まれています)

ノルウェー領のスヴァールバル諸島で、200頭を超えるトナカイの死体が見つかった。CNNなどが報じた。

専門家は、地球温暖化が引き起こした食糧不足が原因で、トナカイたちは餓死したと指摘する。

スヴァールバル諸島は、北極圏にある群島だ。

同地で40年にわたってトナカイの調査を続けるノルウェーの科学研究機関、「ノルウェー・ポーラー・インスティチュート(NPI)」の研究者たちが、大量のトナカイの死体を発見した。

「これほどたくさんの動物の死体を目にするのは恐ろしいことでした。地球温暖化が、自然にどれほど大きな影響を与えるのかを示しています」と研究者の一人、オーシリド・ユィンヴィク・ピアダソン氏はノルウェーの公共放送NRKに話す。

研究者たちによると、スヴァールバル諸島では気温上昇などが原因で、大量の雨が降るようになっている。

そして今回の大量死は、2018年12月に降った豪雨が地上で凍って氷層となり、トナカイが草を食べることができなくなったことで起きたと、研究者たちは考えている。

「トナカイは冬の間、スヴァールバル諸島の全域で餌となる草をツンドラで探します。彼らは雪の中から食べ物を見つけだすことはできますが、氷の中からは見つけられません」と、ユィンヴィク・ピアダソン氏はNRKに話す。

冬の間にトナカイが餓死することは、必ずしも不自然なことではない。しかし、気候変動が極度な食糧不足を引き起こしていると同氏は説明する。

「昨年たくさんのトナカイの子供が生まれたため、ある程度の頭数が死ぬのは自然なことです。しかし多くのトナカイは、地球温暖化が引き起こした豪雨が原因で命を失っています」

死んだ200頭の多くは、食料競争に勝ち残れなかった若いトナカイや年老いたトナカイだったという。

研究によると、北極圏周辺に生息するトナカイの数は、過去20年間で56%減っている。