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スマートスピーカー(AIスピーカー)の特徴や使い方、製品の比較

スマートスピーカーとは スマートスピーカーとは、人が話す言語をマイクで認識し、要望に応えてくれる高性能のスピーカーのこと。Googleの「Googleアシスタント」、Amazonの「Alexa」、Appleの「Siri」などのクラウド型AI(人工知能)を搭載しているため、AIスピーカーとも呼ばれる。情報検索や家電の操作、インターネットサービスの利用など、音声操作によりさまざまな機能を利用できるのが大きな特徴だ。 スマートスピーカーの歴史と市場 2014年、Amazon.comが「Amazon Echo」を発売したのを皮切りに、現在複数の大手企業が参入しているスマートスピーカー業界。独自の音声アシスタントを搭載した商品を発表するなど、競争は激化している。日本においては、2017年秋頃から浸透しはじめ、2018年時点ではおよそ1割弱の人々が利用しているとされる。 また、利用者はスマートスピーカーの使う頻度が高いというデータもあり、そのためにスマートフォンを使う頻度が下がったとも。2017年5月発表のeMarketerの調査によると、米国でのスマートスピーカーの市場シェアはAmazon「Amazon Echo」が全体の70.6%を占めて首位、Google「Google Home」が23.8%で2位。またスマートスピーカーを月に一度利用する米国民の数は3560万人(前年比128.9%増)に上るとされる。 スマートスピーカーでできること 数多いスマートスピーカーの中から、どれを選ぶべきか悩むという方も多いだろう。そんな場合は、まず自分がどんな使い方をし、どのような機能を必要としているかを考えてみよう。音楽鑑賞がメインであれば、音質や対応音楽サービスをチェック。ショッピングや音声での各操作を重視したい人は、日本語の認識精度が高いかどうかを確認する。以下、スマートスピーカーでできることをまとめたので、スマートスピーカーの購入を考える際の参考にしてほしい。 音楽を聞く スマートスピーカーの大きな特徴は、音楽を聞けること。各社スピーカーは、それぞれ音楽配信サービスと連携しており、そのときの気分に合った音楽をセレクトして再生したり、プレイリストを再生したりといった機能を利用できる。自分がいつも使っている音楽サービスとマッチしたものを選ぶとよいだろう。 <連携例> ● Google Home:「Google Play Music」 ● Amazon Echo:「Amazon Music」(Amazon Music Unlimitedも提供開始) ● LINE「Clova WAVE」:「LINE MUSIC」 SONY「LF-S50G」やApple「HomePod」などは、「高音質」がセールスポイント。音楽好きは音質にこだわってスピーカー選定するのもよいだろう。 買い物をする スマートスピーカーを使えば、買い物をすることもできる。スピーカー経由で、音声で商品を注文できる「Amazon Echo」では、Amazon商品を購入できる。また外部企業との連携機能を使えば、お弁当の注文やタクシー配車などの手配まで可能。まだこのようなショッピング機能対応のスピーカーは少ないが、各製品順次アップデートされていくと推測される。これからは、「スピーカーでものが買える(注文できる)か」という点もチェックするとよいだろう。 AIとのやりとりを楽しむ 声をかければ応えてくれる「コミュニーケーション型」のスマートスピーカーは、これまでリモコンやスイッチ操作が当たり前だった家電の概念を大きく変えたといってもいい。Google「Googleアシスタント」、Amazon Echo「Alexa」など各社とも独自のAIアシスタントを搭載している。 そこで、選ぶ際には声を認知する「精度」を確かめるのも大切。日本語の認識精度は、現時点ではGoogle Homeが際立っているとされるが、AIはユーザーが使えば使うほど賢くなるため、各社製品ともますます高精度になっていくと予想される。今後は、LINEの「Clova WAVE」などですでに使える「連続会話」機能対応のモデルも増え、複数の会話のやりとりを楽しめるようになるだろう。 他にもできること スマートスピーカーの機能は多岐にわたる。ほとんどの製品が、音楽・ラジオ再生だけでなく、天気やニュースなどの情報提供、検索などの調べもの、アラーム・タイマー設定、リマインダー・スケジュール管理、家電や照明機器の操作などの機能を備えている。 スマートスピーカーの使い方 スマートスピーカーを手に入れたら、さっそく接続して使ってみよう。使えるようになるまでの手順をまとめたので、スマートスピーカーを手に入れたら確認してほしい。 STEP1:ネットに接続する スマートスピーカーをネットに接続するには、以下のものを揃える必要がある。 ● スマートスピーカー ● ネット接続環境(Wi-Fiなど) ● スマートフォン・専用アプリ STEP2:アカウントを設定する 次に、アカウントを設定してみよう。AIごとの主なアカウントは以下の通り。 ● Google Home:Googleアカウント ● Amazon Echo:Amazonアカウント ● Clova:LINEアカウント STEP3:AIに話しかける セッティングが終わったら、スピーカーに声をかけてみよう。主なトリガーキーワードは以下の通り。 ● Google Home:「OK Google!」「ねぇGoogle!」 ● Amazon Echo:「Alexa!」「Echo!」「Amazon!」 ● Clova:「Clova!」「Jessica!」「ねぇClova!」 スマートスピーカーの製品を比較 ここでは、スマートスピーカーの主力製品の特徴をピックアップする。それぞれを比較して、自分の生活に馴染むスマートスピーカーを選ぼう。 Google「Google Home」 Google製のスマートスピーカー。Googleのもつ膨大なデータベース技術が盛り込まれているため、話し手の好みに合わせた楽曲選曲や検索・マップ技術に優れている。日本語音声認識能力も高く、「OK、Google」と声をかけることでラジオや音楽再生、Googleでの調べ物、スケジュール管理、ニュースなどの情報をお知らせしてくれる。Chromecastと連携し、Youtubeなどの動画再生も可能。 Amazon「Amazon Echo」 欧米で最も普及している「Amazon Echo」。品質の高い音声認識と1秒以内に応えてくれる反応のよさが人気の秘密。「Alexa(アレクサ)」と声をかけることでさまざまな操作を実行する。また遠隔音声認識技術により、部屋の遠い場所からでも操作できる。日本語認識、日本特有の知識にも対応。Amazonの各サービス(Prime Video、Webショッピング、Music、Kindleなど)とも連携している。他にもタクシーの配車や、英語学習などにも利用可能。 LINE「Clova WAVE」 LINEから登場したスマートスピーカー。搭載されるAIは「Clova」。トヨタ車やファミリーマートとの提携、バッテリー内蔵や赤外線機能、童話の読み上げなど、日本家庭向きの機能が充実。もちろん、LINEの送受信・無料通話も可能だ。 SONY「LF-S50G」 AIに「Googleアシスタント」を搭載するスマートスピーカー。縦方向に設置した対向スピーカーにより、全方位に広がる360°サウンドを実現。また、IPX3相当の防滴機能により、キッチンなどの水回りでの利用も可能。「ジェスチャーコントロール」を搭載し、手を触れずに操作できるのも魅力。 ONKYO「G3 VC-GX30」 「Google アシスタント」を搭載。ONKYOが開発した高音質技術により、小型ながらも豊かな中低音を奏で、大型スピーカーのような音質を楽しめる。Chromecast built-in搭載により、ストリーミング再生が行えるのもポイント。 ANKER「Eufy Genie」 「Amazon Alexa」搭載。Amazon Alexaアプリを使用すれば、300以上もの「Alexa Skills」を拡張できる。ANKER独自技術により、部屋のさまざまな場所からの音を検知、音楽再生中であっても声を認識してくれる。最新のオーディオプロセッサー搭載により、透明感のある音質を実現。 パナソニック「SC-GA10-K」 「Googleアシスタント」搭載。力強い低音を奏でるウーハーと独自技術のディフューザーを採用し、立体感のあるサウンドを実現。リビングなどの空間でも豊かな音の広がりを楽しめる。また対応スピーカーと併せることで、複数の部屋で同時再生できる「マルチルーム機能」付き。 harman/kardon「Allure」 「Allure Alexa」搭載。スタイリッシュなボディと、迫力あるサウンドを叶えた高音質スピーカー。Wi-Fiを経由し、照明のスイッチ操作やカーテンの開閉などの操作が可能。高性能ノイズキャンセレーション技術を駆使した4つの内蔵マイクにより、離れた場所からでも音声操作できる。 Apple「HomePod」 iPhoneなどと同じAIアシスタントの「Siri」を搭載し、ニュースや天気の読み上げなどに加えてメッセージを送ることも可能。家の中での音楽鑑賞を想定して、スピーカーの質にもこだわっている。壁際に設置しているのか、開けた空間に設置しているのかなどを見分ける機能を設けており、各方位に的確な音響を届けることができる。日本では未発売。 スマートスピーカーのおすすめはどれか 現時点でおすすめのスマートスピーカーは、Google Home、Amazon Echo、LINE WAVEの3つ。それぞれのおすすめポイントをご紹介する。 何をしたいか 前述したとおり、自分がスマートスピーカーで「何をしたいか」が選ぶ際の重要ポイント。音楽再生や質問の回答、ニュースや天気予報の読み上げ、アラームやスケジュール確認などは、基本的にどの機種にも搭載されているため、それらに加えて何ができるか、どんなサービスを利用したいかを考えよう。 Google Home Android, Play Music, Photosなど、Googleのサービスを常日頃から利用している方におすすめ。YoutubeやYoutube Musicにも対応。日本語認識力も安定しており、使いやすい。 Amazon Echo Prime, Music, FireTVなど、Amazonのサービスを利用している方向け。タッチ画面付き端末といった最新のAI連携端末を利用したい方にもおすすめだ。 LINE WAVE LINE, LINE Music, LINE Newsなどを利用している方におすすすめ。赤外線による家電操作、童話の読み上げ機能などもあり、小さなお子さんのいる家庭にもうれしい。 ハードウェアやAIが高性能か スマートスピーカーのクオリティは、音質といった「ハードウェア」面での性能と、AIアシスタントのクオリティという「ソフトウェア」面での性能によって決まる。音質についてはどの商品も比較的よく、こだわりがなければ十分に音楽を楽しむことができる。AIの性能についても、各製品ソフトウェアなどで日々アップデートしているため、クオリティはますます向上している。 Google Home Google Homeでは、音質の調整ができるため好みの音質に合わせる事が可能。現時点で「Googleアシスタント」はAIアシスタントのうち最も優れているといわれている。特に日本語の音声を認識する性能が高く、誤った認識も少ない。AndroidやGoogleの検索技術「音声認識経験」や「ユーザーの意図解析技術」などを駆使し、今後もますます威力を発揮していくだろう。 Amazon Echo Amazon Echoは、他社よりも多い7つのマイクを搭載。集音機能に優れており、話し手の方向推定技術も安定している。音声認識は比較的優秀だが、一部日本語の読み上げに不自然な点もある。 LINE WAVE LINE「Clova WAVE」にはバッテリーが内蔵しており、使う場所を選ばず使用できるのが魅力。一方、AI「Clova」は、音声認識性能が他より劣っているとされていたが、現在は改善されて認識力が上がっている。 コストパフォーマンスがよいか 各社の本体価格や、音楽配信サービスのランニングコストを比べてみよう。 本体価格を見ると、「Amazon Echo」が最も安い。ただし、各製品とも不定期にセールが行われるため、製品情報をチェックして購入するとよいだろう。過去には、Amazonでセール、Google Homeでも半額セール、Clovaでは本体半額にLINE Music利用券を付けた特価セールが行われた。音楽サービスの月額料金もチェックし、ランニングコストも考慮したいところだ。 Google Home Google Homeでは、手持ちの曲を聴く、シャッフル再生を聴く、など簡単な操作であれば無料で使える。 Amazon Echo Amazon Echoでも、「Amazon MusicのEchoプラン」「うたパス」など安価なプランがある。 LINE WAVE Clovaでは、現状LINE Musicのみ利用可能。ただし、ベーシックプランや学割などに対応しており、半額程度のコストで楽しむことができる。