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ストラコ決算:増収増益でも中国経済鈍化の影響受ける

モトリーフール・シンガポール支局、2019年5月16日投稿記事より

ストラコ・コーポレーション(ティッカー:S85)は、シンガポールと中国の観光資産運営会社です。ストラコは、上海と厦門にある2つの水族館、西安のケーブルカー、そしてシンガポールのシンガポールフライヤーという巨大な観覧車の90%の所有権などを保有しています。14日に2019年第1四半期(1月〜3月)決算を発表し、着実な成長を示しました。

この記事では、ストラコの決算概要と見通しを確認していきましょう。

ストラコ決算
(画像=Getty Images)

1.売上高は前年同期比30.8%増の2460万シンガポールドルでした。大幅な増収の主な理由は、2018年第1四半期にはシンガポールフライヤーが2ヶ月以上操業停止していたからです。

2.営業利益は前年同期比94.7%増の1,230万シンガポールドルでした。ストラコは固定費率が高いため、売上高の増加分は利益に大きく反映されます。なお、高いボーナスや人員増によって人件費は7.4%増となっており、懸念要因です。

3.株主に帰属する純利益は、前年同期比139.3%増の850万シンガポールドルでした。

4.ストラコは保守的なバランスシートを維持し続け、総額2億980万シンガポールドルのキャッシュ(過去最高)、3,490万シンガポールドルの総債務、そして1億7,490万ドルのネットキャッシュを維持しました。当グループは、四半期ごとに300万シンガポールドルの債務を返済しています。1株当たりネットキャッシュは約20シンガポールセントです。

5.営業キャッシュフローは1,000万シンガポールドルと好調で、フリーキャッシュフローは900万シンガポールドルと前年同期の290万シンガポールドルを大幅に上回りました。

6.最終配当2.5シンガポールセントと特別配当1シンガポールセントによって、ストラコの現金準備金が約3,000万シンガポールドル減少する見込みです。しかし、グループが2017年(すべての資産が通常営業した直近の1年間)と同様に業績を上げることができれば、約6,000万シンガポールドルのフリーキャッシュフローを生み出すことができるでしょう。これは支払われるべき配当以上の額になります。

7.1つのマイナス要因は、おそらく中国経済の鈍化により、中国の水族館で売上と訪問者数が減少したことです。

ストラコは、中国の主要水族館での売上が減少したにもかかわらず、引き続き堅調な決算を報告しています。キャッシュはバランスシートに蓄積され続けており、設備投資や買収でキャッシュが必要になった場合に大いに役立つでしょう。(提供:The Motley Fool Japan


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