富裕層・投資家の「今と先」を伝えるキュレーションサイト

シンガポール上場のファーストREITについて知っておくべきこと

モトリーフール・シンガポール支局、2019年4月22日投稿記事より

ファーストREIT(ティッカー:AW9U)は、ヘルスケア施設を中心としたREIT(不動産投資信託)で、シンガポール証券取引所に上場しています。

現在20の施設(インドネシアに16、シンガポールに3、韓国に1)がポートフォリオに組み込まれており、そのほとんどがヘルスケア関連施設です。当REITのスポンサーはPT Lippo Karawaci TbkとOUE Lippo Healthcare Limited(ティッカー:5WA)です。

現時点で当REITについて知っておくべきことが2つあります。それは、最新の財務実績とそのバリュエーションです。

ファーストREIT
(画像=Getty Images)

第1四半期の概要

以下は、2019年第1四半期(1月~3月)の当REITの重要項目をまとめた表です。

シンガポール上場のファーストREITについて知っておくべきこと
(画像=出典:ファーストREIT決算資料)

インドネシアの不動産の賃貸収入が減少したため、総収入はわずかに減少しました。さらに、純不動産利益は、不動産管理費用の増加により、前年同期比で1.4%減少しました。 1口当たりの分配金は2.15シンガポールセントと横ばいでした。

ファーストREITの最高経営責任者であるビクター・タンは、決算発表で次のようにコメントしました。
「総収入と純不動産利益のわずかな減少にもかかわらず、当REITは投資主に安定したリターンを提供し続けています。2019年3月31日時点でも、当REITの負債比率(自己資本に対する負債の比率)は34.5%で安定しています。そして、さらなる利回り増加を目指す買収のための十分な余裕があります。今後も当REITは、資産強化の取組みまたはキャピタルゲインのための資産の戦略的売却を通じて、既存ポートフォリオの価値を引き出す機会を探求していきます。OUE LimitedおよびOUE Lippo Healthcare Limitedと提携したことで、他の地域にも市場を拡大し、収益の多角化も検討していきます。」

バリュエーション

REITの評価に有効なバリュエーション指標が2つあります。 それはPBR(株価純資産倍率)と分配利回りです。

下の表は、ファーストREITのPBRと分配利回りを示しています。また、シンガポールに上場している39のREITの平均も示しています。

シンガポール上場のファーストREITについて知っておくべきこと
(画像=出典:Yahoo Finance、OCBC Weekly S-REITs Tracker)

当REITの分配利回りが高く、PBRが低いため、当REITは市場平均に比べて割安に評価されていることがわかります。(提供:The Motley Fool Japan


フリーレポート配信
モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、英国のEU離脱が差し迫る中、投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「ブレグジットの混乱を乗り越えて、よりよいポートフォリオを構築しよう:5ステップの投資ガイド」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。