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クレア・フォイ──キャリアハイを迎えた最旬女優を見よ

クレア・フォイは、名だたる監督に指名され、話題作に立て続けに出演する英国美女 スポーツで活躍するアスリートだけではなく、女優にも「キャリアハイ」と呼んでいい時期がある。名だたる監督から指名を受け、立て続けに話題作に出演。どんな役柄も周囲が期待する以上に魅力的に演じ、スターとしてのオーラがよりいっそう輝きを放つ…。クレア・フォイは、ここ数年、まさに「旬」を迎えたと感じさせる活躍を続けている女優だ。 ノーブルな顔立ちをもち、その大きな瞳に気高く強い意思を感じさせるクレアは、映画界ではどこか毅然とした態度をもつ女性の役が似合うと評価されている。 2018年には、スティーブン・ソダーバーグ監督が全編をiPhoneで撮影したスリラー仕立ての野心作『アンセイン〜狂気の真実〜』でヒロインのソーヤーを演じ、そして、ヒット作『ドラゴンタトゥーの女』の続編となる『蜘蛛の巣を払う女』では主役のリスベット役に抜擢された。さらに、主人公ニール・アームストロングの妻を演じたデイミアン・チャゼル監督の『ファースト・マン』と、話題作3本が立て続けに公開されている。 クレア・フォイを最旬女優へと導いたNetflixの超大作ドラマ『ザ・クラウン』 クレア・フォイは、1984年にイギリスの北西部、グレーター・マンチェスターにあるストックポートという街で生まれた。リバプール・ジョン・ムーア大学で学びつつ、オックスフォードのスクール・オブ・ドラマで演技のトレーニングを積んだ。2007年に卒業すると、スクールで出会った5人の友人と共同生活を送りながら女優として活動を開始。デビュー作は、2008年にBBCで放送されたホラーコメディ『Being Human』だった。 その高貴で気品のあるルックスは歴史を題材にした作品にマッチしたようで、チャールズディケンズが1855年に発表した『Little Dorrit(リトル・ドリット)』、1940年代のロンドンを舞台にしたサラ・ウォーターズの『The Night Watch(夜愁)』といった小説のドラマ化作品に出演。2011年には、ニコラス・ケイジが主演をつとめたホラーアクション映画『デビルクエスト』で魔女と疑われる少女を演じ、スクリーンデビューを飾った。 この『デビルクエスト』の撮影現場で出会ったのが俳優のスティーヴン・キャンベル・ムーアだ。クレアとスティーヴンは、それから2年後の2014年に結婚している。 その後もサスペンス映画『ミスティック・アイズ』でベネディクト・カンバーバッチ演じる主人公の妻を演じるなど、クレアは順調にキャリアを重ね、2015年には6部構成の連続ドラマ『ウルフホール』で悲劇の王妃アン・ブーリン役に抜擢された。この演技が批評家から絶賛されると、今度はNetflixが100億円以上の製作費を投じた超大型ドラマ、イギリス女王エリザベス2世を描いた『ザ・クラウン』の主演オファーが届くのだ。 このときクレアは妊娠5カ月だったという。しかし、彼女はこのビッグチャンスを逃すわけにはいかないと『ザ・クラウン』のオーディションに挑み、見事に合格。準備期間中に無事に長女を出産し、ドラマの撮影がスタートしたときには生後4カ月となっていた。 ピークを迎えたクレア・フォイだが、私生活では離婚、仕事も今後はセーブする意向 『ザ・クラウン』は大きな話題となり、ドラマは「シーズン1」「シーズン2」ともに各種アワードのドラマ部門を受賞。むろんその演技を高く評価されたクレアも、ゴールデングローブ最優秀女優賞や全米映画俳優組合賞などを受賞した。そして、クレアは業界の注目を集める最旬女優となり、映画にドラマにと、怒涛のオファーが舞い込んでいる。 多忙も原因だったのか、すでに夫とは離婚し、また日本でも公開の始まった映画『ファースト・マン』のプロモーション後は仕事をセーブする予定とも伝えられている。いずれにしても、クレアが女優としてひとつのピークを迎えていることはたしかだろう。 これがキャリアハイとなるのか、あるいはさらなるピークが待っているのか。女王の気高さと天才ハッカーのしなかやかさと献身的な妻の強さ。それを短期間で完璧に体現した演技力をみる限り、クレア・フォイがまだ多くの可能性を秘めているのは間違いない。