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はしか感染拡大が過去10年で最悪のペース どんな症状?どう防ぐ?

はしかが急速に広がっている。国立感染症研究所が2月12日に発表した動向調査によると、6日時点で大阪や三重などで148人の感染が報告され、過去10年で最悪のペースだ。

はしかの発生動向調査より

大阪では、超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市)の従業員や利用客約20人に感染が広がった。患者の1人が8日と10日に新大阪―東京間の東海道新幹線を利用しており、さらなる感染の拡大が警戒されている。

 

どう感染するの? → 同じ空間にいるだけで感染します

国立感染症研究所厚生労働省によると、はしかは麻しんウイルスによって引き起こされる急性の感染症。

咳やくしゃみなどの飛沫感染、接触感染だけでなく、同じ空間にいるだけで人から人に空気感染するなど、感染力が非常に強い。

 どんな症状? → 風邪症状のち、高熱と発疹。死に至るケースも…

10日程度の潜伏期間の後、発熱や咳、鼻水など風邪のような症状がみられる。のどの痛みや結膜炎の症状も現れる。

38度前後の熱が2〜4日続いた後でいったん熱が下がり、39度以上の高熱と発疹が出現。発疹は耳の裏側や首から始まり、全身に広がる。

3〜4日で熱が下がり、発疹も消える。肺炎や脳炎などの合併症を引き起こし、死亡することもある。

合併症がなければ、1週間ほどで回復するが、その後も1カ月くらいは体力や免疫力が低下し、ほかの感染症にかかりやすくなる。 

麻疹イメージ

どう予防? → 唯一の予防法はワクチン接種!

はしかは、手洗いやマスクでは予防できない。唯一の予防方法が、ワクチン接種だ。

麻疹・風疹ワクチン(MR)は、現在は1歳と小学校入学前1年間の幼児期に2回定期接種することになっている。国立感染症研究所は「必要回数である2回の予防接種の記録が持っていることが重要」と強調する。

ただし、2回接種制となったのは、2006年度以降。2008〜2012年度の5年間は1回しか接種していない中高生に追加接種のフォローも行われたが、28歳以上は1回しか接種していない可能性が高い。

ワクチンは誰でも受けられる? → 妊娠中はNG

妊娠中は接種できない。また、ワクチン接種後は、2カ月間は妊娠しないよう注意が必要だ。

予防接種のイメージ

「はしかかも……」→ 受診前に必ず電話を

はしかのような症状がみられる場合、まずはかかりつけ医や医療機関に電話で症状を伝え、指示に従って受診する。

また、病院への移動もマスクを着用し、できるだけ大勢の人が利用する公共交通機関を避ける。