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なぜ「年収1000万稼ぐ」という目標が「間違っている」のか?

(本記事は、滝内恭敬氏の著書『GOSPA目標達成の心理学』サンライズパブリッシング、2018年4月16日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

成功者の目標設定と失敗者の目標設定はまったく違う

GOSPA目標達成の心理学
(画像=fizkes/Shutterstock.com)

多くの人が、夢や目標を語るときに、「お金持ちになりたい」などと漠然とした理想を語ります。

「どこに旅行に行きたい?」と聞かれて、「あったかいところに行きたい」と言っているようものです(笑)。

これだと目的地が沖縄なのか、バリ島なのか、アメリカ西海岸なのかわからないために、選ぶべき乗り物がわからず、とりあえず乗り慣れた新幹線に乗ったものの、気がつけば鹿児島に到着して、「あれ?こんなはずじゃなかった…」となっているのです。

こんな例を言うと、とんちんかんもいいところなのですが、多くの人が、このように漠然とした理想を思い描き、雲をつかむような難しいことをしてしまっているのです。

漠然としたものを追い求め、漠然とした行動をとり、漠然とした結果を手に入れてしまっているのです。

失敗者は、過去を基準に未来を考えます。

「今まで〇〇の勉強をしてきて、資格も取得したから、これからもこの資格を使って生きていこう」とか、「今までこの彼となんとなく3年間つき合ってきたから、この流れで結婚しよう」など、過去ベースの思考によって、現状の延長線上にしか未来を考えられず、本当にやりたいことがいつまでも実現できずにいるのです。

ほとんどの人が就職する際も、今までの経験と知識、資格で判断しているのではないでしょうか。

しかし、成功者は、過去は生ごみだと捉えており、見ているのは未来です。

将来こうなりたい、という夢から逆算し、今必要な人脈やスキル、知識を習得しようと行動するのです。

要は、なりたい理想から逆算した今を生きるということを徹底しています。

仮に、理想と現状がかけ離れていたとしても、多くの人たちが、変化を恐れ、現状にしがみつき、人生の選択を間違えてしまうのです。

年収1億円稼ぎたいと思いながらも会社員生活をかれこれ10年継続しているとか、自由な働き方をしたいと思いつつも5年が経過してしまったとか、プライベート面においても、正しい目標設定をしていなかったために、長年つき合ったからという理由だけで価値観がすれ違った夫婦生活を送り、最終的に離婚するなど、好ましくない結果を招いているのです。

成功の大きさは、目標の大きさで決まる

では、「年収1000万円稼ぐ」これは正しい目標設定でしょうか?

実は、間違った目標設定です。なぜでしょうか?

期間が明確でない?手段が明確でない?様々な答えが出てくることでしょう。

答えは、「現状の延長線上で実現できるから」です。

先ほどお伝えした成功者の目標設定を実践するなら、現状の延長線上で実現できてしまう目標は目標ではないのです。年収1000万円であれば会社員でも可能ですし、もちろんビジネスをやっても可能です。

詳しく解説していきましょう。現状の延長線上で達成できてしまう目標は、自分の潜在能力を開花させよう!というスイッチが入りません。

心の底からわくわくしないことが多いですし、要するに大きなエネルギーが発揮できないために、行動ができない場合がほとんどです。毎日やる気が起きずに、日々燃えている感覚はないでしょう。

では、どのような目標設定が正しいのでしょうか?

例えば、「海賊王になる!」と言った男がいますね?そうです。人気アニメ「ワンピース」の主人公、ルフィーです。

これこそが、正しい目標設定です。つまり、とてつもなく大きすぎる目標を設定するという点にポイントがあります。

大きすぎる目標は、どうすれば達成できるのかが想像できません。だからいいのです。

達成方法がさっぱりわからないくらいに大きすぎる目標は、「どうやったらできるのか?」を四六時中、真剣に考えるきっかけを作り、人間の潜在能力を開花させます。潜在意識は眠っている間も働き続けますので、いずれ答えが見つかるのです。最初から手法がわかっているような目標は、目標とは呼びません。

ルフィーが「海賊王になる!」と公言したことで、何が起こりましたか?優秀な仲間が集まってきてくれました。それも8名も!

仮にルフィーが「年収1000万円稼ぐ!」とだけ言っていたら、勝手にやっておけば?と思われて終わったでしょう。

周囲への影響力や、世の中への貢献度を格段にアップさせるためにも、どうすれば実現できるかわからないくらいに大きな目標を設定する必要があるのです。

早く行きたければ一人で行きなさい。
遠くへ行きたければみんなで行きなさい。

偉業を成し遂げた人は、遠くへ行った人です。決して、独りぼっちで達成したわけではありません。

偉業を成し遂げた人たちには、優秀な同志がいました。

松下幸之助さんにも、高橋荒太郎さんがいました。

本田宗一郎さんにも、藤沢武夫さんがいました。

素晴らしい同志を持つためにも、大きな目標を設定することから始まります。

「給料は要りません。あなたの使命に大きく共感したので、あなたの背中を見て、ぜひついていきたいと思ったのです」…このように思う人が、あなたにとって同志となるでしょう。

夢から逆算してそれにつながることを今日しているか?

1年後、英語を話せるようになりたいと言いながら、今日一言も英語を口にしていなければ、そのような1日が365回繰り返されて到底ペラペラになるはずもないことは明白です。

それと同様に、あなたが望む理想を実現するためには、今日の行動の積み重ねでしか実現できないのです。

多くの人が「将来こうなりたい!」と夢を語りながら、まったくズレたことを日々してしまっているのです。では、成功するためには、大それたことをしなければいけないのでしょうか?いいえ、そんな必要はなく、むしろ逆効果になります。

先ほど、大きすぎる目標設定の重要性をお伝えしましたが、突然にその目標を達成するわけではありません。というのも、無謀なチャレンジをして破滅するか、逆に、無謀な目標を掲げるあまり一歩も踏み出せないまま、ずっと同じ場所に居続けて破滅するか、いずれにしても破滅する結果になってしまうからです。

やるべきは、将来の夢につながることで、今すぐできることに取り組み、小さな成功体験を積み上げることです。

目標達成はロッククライミングのようなもので、今の自分が少し手を伸ばしたら届くところに確実に手をかけ、体を引き上げ、足をかける。その繰り返しで半年も経てば、結構な高さのところへ到達できているものです。

この段階を追って確実に達成していくプロセスに、驚くべき効果が隠れているのです。

GOSPA目標達成の心理学
滝内恭敬(タキウチ・ヤスユキ)
株式会社GOSPA代表。世界最高峰の「自己啓発プログラム」「ビジネススクール」「スピリチュアル」を融合し、最も成果が出る様に最適化した業界初の目標達成プログラムにより「あなたの成功と富を習慣化する!」目標達成習慣化コンサルタント、ビジネス仕組化コンサルタント。2013年5月に株式会社GOSPAを設立し、社長に就任。97.2%のクライアントが成果を実感している再現性のある目標達成法として「GOSPAメソッドR」を確立。

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