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つみたてNISAで40代の投資初心者が検討したい商品5選

つみたてNISAを始めるにあたり、最も頭を悩ませるのは商品選択だろう。今回は40代の投資初心者が商品選択に迷わないよう、5本の商品を紹介する。どうやって商品を区別し、取捨選択を行うかという視点で読んでもらいたい。

つみたてNISAでの商品の選択肢は150本超

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(画像=crazystocker/Shutterstock.com)

つみたてNISAは長期・分散投資を原則とした制度であり、それに適した商品のみが金融庁のお墨付きを得て対象商品となる。

対象商品となるには、定められた要件を満たしている必要がある。主な要件は以下の通りだ。

・販売手数料が掛からないこと
・信託報酬が一定水準以下であること
・デリバティブ取引などの過度にリスクの高い取引や、毎月分配型のような複雑な仕組みを持たないこと

つみたてNISAの対象商品となっていること自体が、優良ファンドである証明と言える。対象商品の数は、2019年3月末時点で162本にも上る。内訳はインデックスファンドが142本、アクティブファンドが17本、上場ETFが3本だ。

160本以上あるつみたてNISAの対象商品の中から商品を選ぶのは、投資初心者にとってはハードルが高いはずだ。

今回はこれらの商品を種類ごとに分け、それぞれの区分でのピックアップ商品を紹介していく。長期投資において特に重要な「分散」と「コスト」を重視したものを紹介するので、商品選びの参考にしてほしい。

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(ニッセイアセットマネジメント)——国内株式型インデックスファンド 

まずは、国内株式型インデックスファンドから。つみたてNISAの基本は、コストが安く、様々な銘柄への分散投資ができるインデックスファンドだ。その中でも、国内株式型は市場の情報も得やすく、投資初心者でも検討しやすいはずだ。

国内株式型インデックスファンドの中から、ニッセイアセットマネジメントの運用する「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」を紹介しよう。この商品には、以下のような特徴がある。

投資銘柄数の多いTOPIXを対象

国内株式型には、日経平均株価、TOPIX、JPX日経インデックス400という3つのベンチマークがある。その中でTOPIXが最も投資銘柄数が多く、分散効果が期待できるため、つみたてNISAにおける商品選択の際は頭に入れておきたい。

割安な信託報酬

投資を行うに当たって、コストは安いに越したことはない。同ファンドは、信託報酬が年率0.159%(税抜)と非常に割安だ。同じ日本株を対象としたインデックスファンドと比較しても最低水準であり、コスト面で優れた商品と言えるだろう。

ベンチマークとの連動性が高い

同ファンドはベンチマークとの連動性の高い商品だ。直近3年間のベンチマークとの乖離は1%程度である(2019年2月末時点)。ベンチマークとの乖離が非常に小さく、正確な運用が行われていると言えるだろう。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイアセットマネジメント)——先進国株式型インデックスファンド 

先進国株式型インデックスファンドは、国内株式よりさらに広い範囲での分散効果が期待でき、米国や欧州といった先進国の主要企業へ投資できる。先ほどと同じニッセイアセットマネジメントの運用する「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」を紹介しよう。

投資対象は日本を除く先進国株式

ベンチマークであるMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)は、日本を除いた先進国株式の株価指数であり、同ファンドはこれに連動するように運用されている。2019年2月末時点での組み入れ上位銘柄には、アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどの有名企業が名を連ねており、こうした企業に牽引される先進国の経済成長による利益を期待できる。

信託報酬は年率わずか0.109%

同ファンドの信託報酬は年率わずか0.109%(税抜)であり、先進国株式型のインデックスファンドの最低水準だ。長期間に渡って運用を行うつみたてNISAにおいても、コスト面で選択しやすい商品と言える。

正確なインデックス運用

こちらのファンドも、ベンチマークとの連動性が非常に高い。直近3年間のベンチマークとの乖離は僅か0.2%ほどだった(2019年2月末時点)。ニッセイアセットマネジメントのインデックス運用は、精度が高いことがわかる。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)——全世界株式型インデックスファンド 

新興国株式も含めた全世界株式型のインデックスファンドの中から、楽天投信投資顧問の運用する「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を紹介しよう。

組入銘柄数は8,000銘柄超

同ファンドは、米国のインデックス投資の雄であるバンガードが運用するファンドをマザーファンドとしている。ベンチマークとなるFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)は、新興国も含めた全世界の株式を対象とした指数だ。同ファンドの組入銘柄数は2019年2月末時点で8,084銘柄に上る。この商品へ投資することで世界中の株式に分散投資ができる言っても過言ではなく、つみたてNISAの原則である分散投資に沿った運用ができる。

割安な信託報酬

もう一つの特徴は、信託報酬などの運用管理費用が年率0.12%(税抜)と抑えられている点だ。これとは別に投資対象とする投資信託証券における報酬が年率0.1%程度かかるものの、全世界の株式に低コストで分散投資できるのは魅力的だ。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(三菱UFJ国際投信)——バランス型インデックスファンド 

つみたてNISAにおいて重要な分散投資を、商品内で行えるバランス型ファンドも検討したい。ここでは、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を紹介しよう。

投資対象は国内外の株式・債券・不動産

同ファンドは、日本、先進国、新興国の株式と債券に、国内不動産と国外不動産を加えた8資産へ12.5%ずつ均等に投資する商品だ。地域と投資対象の分散ができるので、つみたてNISAの原則である分散投資に沿った商品と言えるだろう。つみたてNISAの銘柄選択で迷ったら、こうしたファンドへまとめて投資するのも手だ。

低コストでの分散投資

国内外の多くの資産に投資を行っていながら、同ファンドの信託報酬は年率0.159%(税抜)と決して高くない。自身で様々な商品を購入するよりも、同ファンドを購入したほうが低コストとなるケースが多いだろう。つみたてNISAで国内外の主要資産に分散投資を行うなら、バランス型ファンドという選択肢も持っておきたい。

セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信)——アクティブファンド

つみたてNISAは長期分散投資であり、低コストのインデックスファンドでの運用を原則としている。ただし、ポートフォリオ内の期待リターンを高めるため、アクティブファンドを加える方法もある。ポートフォリオのアクセントとなり得るアクティブファンドの中から、セゾン投信の運用する「セゾン資産形成の達人ファンド」を紹介しよう。

全世界株式型のアクティブファンド

同ファンドは日本を含む先進国に加えて、新興国も対象にしたアクティブファンドである。インデックスファンドと異なりボトムアップで銘柄選定を行っているため、インデックスファンドと組み合わせることで期待リターンを高めるのに役立つだろう。

良好な運用実績を誇る

2019年3月末時点の実績は、3年間のトータルリターンが年率で10.91%、5年間では年率9.87%だった。総合金融情報を提供するモーニングスターのカテゴリーでは、日本を含む国際株式型に分類されており、3年、5年ともにカテゴリーの平均リターンを大きく上回っている。モーニングスターレーティングでも5つ星を獲得しており、過去の実績は申し分ない商品と言えるだろう。

コストには目をつむる必要も

同ファンドはアクティブファンドのため、インデックスファンドよりもコストは割高だ。信託報酬は年率1.25%±0.2%(税抜、概算)である。コストが割高なので、それに見合ったパフォーマンスであるかを適宜確認する必要がある。

つみたてNISAではコストを抑えながら分散投資を

40代の投資初心者向けに、5つの商品を紹介した。商品選びで重要なのは、「分散」や「コスト」といった観点で商品をどの様に分析していくかである。つみたてNISAの商品を選択する際に役立ててほしい。

文・樋口壮一(金融ライター)/MONEY TIMES

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