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さらばメルセデス・ベンツSLC──初代に捧げる最終仕様

『SLCファイナルエディション』をひと目見て感じる初代『SLK』へのあふれる愛 メルセデス・ベンツ『SLC』の源流は、1996年にデビューした『SLK』から始まる。現在の『SLC』を含めた23年の歴史で、71万台が販売されてきた愛されるモデルだ。『SLCファイナルエディション』を目にして感じたのは、初代『SLK』への愛。鮮やかな「サンイエロー」のボディカラー設定がそう思わせた。もちろん、これは初代『SLK』のイメージカラーだった「イエローストーン」へのオマージュだ。 そのほかのボディカラーは、「ポーラーホワイト」「ダイヤモンドホワイト」「ブラック」「オブシディアンブラック」「セレナイトグレー」の5色を設定。このうち「ポーラーホワイト」「ダイヤモンドホワイト」は、トリムストリップ下をブラックで仕上げ、ドアハンドル、ドアミラー、リアブレース、アルミホイールにも光沢のブラック仕上げが施される。「ブラック」「オブシディアンブラック」「セレナイトグレー」は、AMGスタイリングのフロントバンパーの下側に、シルバークローム仕上げのトリムストリップが装着されている。 最後の『SLC』は全モデルが「AMGライン」仕様。インテリアも上質でスポーティ エクステリアは全モデルが「AMGライン」仕様だ。AMGスタイリングのバンパーを装着し、スポーツサスペンションは車高を10mm低くする。大容量のブレーキシステムは、穴開きブレーキディスクとメルセデスベンツのロゴ入りのフロントキャリパーがこだわりを感じさせる。足回りは、18インチ5スポークAMGアルミホイールだ。 インテリアでは、スポーツシート、ドアトリム、ドアセンターパネルなどに、ブラック&シルバーパールからなるツートーンカラーのナッパレザーを採用。アルパカグレーのトップステッチを施した印象的なカラーコンビネーションによってインテリアを際立たせる。シートバックには「SLC FINAL EDITON」のロゴが刺繍された。 インストルメントパネルのトリムとセンターコンソールは、アルミニウムの輝きのある仕上げが施された。オートマチックトランスミッションは、ヘッドレストとセレクターレバーがカーボンレザーで覆われ、シルバーで「SLC」の文字がレタリングされている。 さらに、多機能スポーツステアリングホイールを標準装備。グリップ部分に滑らかなナッパレザーを使用し、そこへカーボンレザーを組み合わせている。 4つのエンジンライナップを展開。最高峰のAMGモデルには3.0LV6エンジンを搭載 ラインナップはエンジン別に4タイプが選択可能だ。1.6L直列4気筒『SLC180』、2.0L直列4気筒『SLC200』、2.0L直列4気筒『SLC300』、そして、頂点にはAMGモデルとなる3.0L V型6気筒『AMG SLC43』が君臨する。スペックは、それぞれ次の通りだ。 『SLC180』は最高出力115kw(156ps)、最大トルク250N・m、0-100km/h加速はMTが7.9秒、AT8.1秒、最高速度はMTが226km/h、ATが223km/h。 『SLC200』は最高出力135kw(184ps)、最大トルク300N・m、0-100km/h加速はMTが7.0秒、ATが6.9秒、最高速度はMTが240km/h、ATが237km/h。 『SLC300』は最高出力180kw(245ps)、最大トルク370N・m、0-100km/h加速が5.8秒、最高速度は250km/h(リミッター作動)。 『AMG SLC43』は最高出力287kw(390ps)、最大トルク520N・m、0-100km/h加速は4.7秒、最高速度250km/h(リミッター作動)の性能を備える。 価格は、『SLC180』が4万1536.95ユーロ(約519万2118円、1ユーロ125円で計算、以下同)、『SLC200』が4万6534.95ユーロ(約581万6868円)、『SLC300』が5万2633.70ユーロ(約519万2118円、1ユーロ125円で計算)。そして、『AMG SLC43』が6万5045.40ユーロ(約657万9212円)となっている。 残念ながら、『SLK』『SLC』の後継となるモデルはメルセデス・ベンツから発表されていない。『Cクラス』には『Cクラス カブリオレ』もあるが、『SL』のDNAを受け継いだライトウェイスポーツを望む声は多いはずだ。今後の動向にも注目したい。