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【34】ロボアドバイザーとラップ口座の違いとは?

資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、資産形成にまつわる悩みや質問に答える、本シリーズ。今回は「ロボアドバイザーとラップ口座の違い」について、内藤氏が解説します。

ロボアドバイザーとラップ口座の違いとは?

Q(質問者):最近は、AIを活用したロボアドバイザーが資産運用のアドバイスをするサービスを証券会社などが提供していると聞きます。ラップ口座も同じようなサービスだと思いますが、両者に違いはあるのでしょうか。

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A(内藤氏):ロボアドバイザーとは、ネット上で自分の年齢や資産規模やリスクに対する考え方などいくつかの質問に回答すると、国内外の株式や債券、原油や金までを含む最適な資産配分を計算してくれるロボットの資産運用アドバイザーです。

例えば、日本でサービスを提供している「お金のデザイン」では、京都大学の金融工学の教授とシステムを開発し、分析結果に基づく30~40の海外ETFから構成されるポートフォリオを提案してくれます。同様のサービスは、証券会社も続々と採用を始めているようです。

一方、証券会社や信託銀行が提供する「ラップ口座」も、ヒアリングに基づいて資産運用の具体的な提案をしてもらえるという点ではロボアドバイザーと同じですが、こちらは対面で相談しながら進めることができるフルサービスです。

このように解説すると、両者の内容はとても似ていますが、大きな違いがふたつあります。

ひとつはコストです。ラップ口座は投資信託を組み入れて、その比率をコントロールしていく手法が中心ですが、信託報酬とラップ口座の管理コストを合計すると、年間3%近い実質負担になることがあります。すなわち、これ以上のパフォーマンスがないと利益は生まれません。

一方のロボアドバイザーの場合、アドバイスを行うのは人でなくAIをもとに動くロボアドバイザーですから、人件費がかかりません。実質、負担するコストはラップ口座の半分以下に抑えられるはずです。これは大きなアドバンテージに違いありません。

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