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【25】なぜ、年齢とともにインカムゲインを重視すべきなのか?

資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、資産形成にまつわる悩みや質問に答える、本シリーズ。今回は「インカムゲインの重要性」がテーマ。歳を重ねるとキャピタルゲインではなく、インカムゲインを重視すべきと内藤氏はアドバイスしますが、その理由とは?ーーー

なぜ、年齢とともにインカムゲインを重視すべきなのか?

Q(質問者):資産運用の目的には「キャピタルゲイン」「インカムゲイン」「タックスメリット」の3つがあると思います。果たして、どれを重視すべきでしょうか。

エンリッチnaito25

A(内藤氏):ご質問ありがとうございます。タックスメリットは年齢による重要度は変わりませんが、キャピタルゲイン(値上り益)とインカムゲイン(定期的な収入による利益)に関しては、20代、30代のうちはキャピタルゲイン重視、40代から50代を超えてく
ると、インカムゲインに軸足を移すべきだと思います。

キャピタルゲインは、短期的に高いリターンが期待できる反面、下落のリスクも大きくなります。一方の、インカムゲインはキャピタルゲインのような爆発力はありませんが、卵を産むニワトリのように、定期的に安定した収入をもたらしてくれます。

そこで、年齢を重ねシニアになればなるほど、将来の収入に対する不安は高くなるばかりです。現金を1億円持っていても使ってしまえば、残高は減ってしまいますし、不安がある人はいくら現金を持っていても怖くて使うことができません。現状、日本で資産を多く持っているのは高齢者ですが、彼らも病気や介護といったリスク、使うと減るだけのお金をなかなか消費に回すことをせず、ここからもキャッシュがあっても安心はしないという国民性が透けて見えます。

また株式のような金融資産で運用していると、資産が短期間に急激に減ってしまう不安も消えません。かつては、ギリシャ問題や中国の株価急落でヒヤリとした人は多かったでしょうし、最近も米中の貿易戦争の影響などで日本の株式市場は乱高下しました。

一方、債券や不動産から得たインカムゲインは、入ってきたお金を使ってしまっても元の資産が無くなる訳ではありません。コップに入った水を全部飲んでしまうのではなく、コップから溢れた分だけ飲んで、また水が湧いてくるのを待っている。そんなイメージです。

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