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【羊飼いのFX突撃取材】米ドル/円は「蚊帳の外」でもみ合い商状が続きそうだ

2019年7月25日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日24日(水)の米ドル/円は終値ベースでほぼ横ばい。1月3日以来の安値を付けたユーロ/円の下げなどが重しとなり108円台を割り込む場面もあったが下値は保たれた。来週の日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に動意は限られ、値動きは30銭強に留まった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日25日(木)は欧州中銀(ECB)理事会に市場の関心が集まっており、米ドル/円は「蚊帳の外」でもみ合い商状が続きそうだ。ただし、本日25日(木)もユーロ/円由来の円高圧力には注意が必要だろう。ECBの利下げは、次回9月が本命視されているものの、一部には本日25日(木)の理事会で政策金利のひとつである預金ファシリティ金利を-0.40%から-0.50%に引き下げるとの見方もくすぶっている。仮に今回の利下げはなくても、ドラギECB総裁が次回の利下げや債券買い入れの再開を強く示唆するとの見方は根強い。もしECBが、市場の想定以上の緩和姿勢を示せば、欧州国債利回りの低下とともに米国債利回りも低下すると予想される。その場合、来週にFOMCが利下げに動く事は確実と見られるだけに、ユーロ売りの矛先は対ドルよりも対円に向かいやすいだろう。ユーロ/円は、節目の120円ちょうどを割り込めばストップロスを誘発して下げ足を速める事も考えられる。米ドル/円への波及も念のため警戒しておきたい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。