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【羊飼いのFX突撃取材】米ドル/円はテクニカル的にもレンジ継続

2019年2月27日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

注目されたパウエルFRB議長の議会証言では「貿易交渉など政府の政策に不透明感があり、将来の金融政策の変更は様子見が検討される」、「経済見通しは良好、しかし一部に相反する流れがある」と述べた。発言はこれまでを踏襲した形で、ハト派スタンス継続の流れとなった。マーケットはややドル売りで反応したが、米ドル/円は110円ミドルで止まっており、明確な方向感は出せていない。ドルが明確な方向を示せない一方でマーケットの主役はポンドとなっている。昨日26日(火)メイ英首相の「EU離脱期限の延期を検討」との発言を受け、「合意なき離脱」への警戒が緩和されたことで対ドルは1.3287ドル、対円は147.06円まで急騰している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

イベントとしては本日27日(水)から行われる米朝首脳会談に注目が集まる。しかし、今回2回目の米朝首脳会談は1回目の会談と違い緊迫感はない。ダウンサイドへの警戒感がない一方で、北朝鮮の非核化を「急いではいない」とトランプ米大統領が述べたように大きな進展の可能性は低いだろう。米ドル/円はテクニカル的にもレンジ継続と考えており、下値は2月15日(金)の安値110.25円で上値は200日移動平均線の差し掛かる111.30円だろう。レンジ内でうまく立ち回っていきたい。ポンドに関してだが、昨日26日(火)メイ英首相は「3月12日までにEU離脱案が議会で承認されない場合は『合意なき離脱』か『短期間の離脱期限の延期』を議会に問う」と表明しており、依然として「合意なき離脱」への可能性は消えていない。ただ、マーケットは可能性こそ消えていないものの、「合意なき離脱」は難しいという判断をしている。局地的には要人発言に振らされる展開となるが、マーケットが作ったこのモメンタムには乗りたいところだ。できれば下がったところを拾いたいが、このモメンタムであれば割高とはいえ、押し目を待っている状況ではないのかもしれない。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。