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【羊飼いのFX突撃取材】当面は「触らぬ神に祟りなし」のスタンスが最善と思われる

2019年3月28日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日27日(水)の米ドル/円は、一時110.20円台まで反落する弱含みの展開。売り一巡後は110円台半ばに小反発したが、米長期金利の低下が重しとなり戻りは鈍かった。なお、米10年債利回りは、約1年3カ月ぶりに2.35%付近まで低下する場面があった。年内の米利下げ確率(金利先物市場の織り込み度合い)が7割超で推移する中、米ドル/円は上値の重い展開が見込まれる。引き続き110.80~110.90円付近が上値抵抗となりそうだ。下値支持は110.00円付近と見る。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日28日(木)は、米連邦準備制度理事会(FRB)幹部の講演が多く予定されており、金融政策に関する発言が注目されよう。その他、昨日27日(水)のロンドン市場ではトルコリラの翌日物スワップ金利が1000%を超えた事が話題となった。海外投機筋のリラ売りを締め上げるために、トルコ当局がリラの供給を抑制したためと見られるが、リラは買戻し一巡後に下落してしまった。リラの流動性低下を嫌って、海外投資家が株や国債などトルコ資産の売却に動いたためとみられる。トルコでは31日(日)に統一地方選挙が予定されており、少なくとも選挙まではトルコ当局が流動性を絞ったままにする可能性が高い。トルコリラ相場も急変動のリスクを孕んだまま不安定な相場展開が続きそうだ。スワップポイントの増加にほだされる事なく、当面は「触らぬ神に祟りなし」のスタンスが最善と思われる。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり