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【羊飼いのFX突撃取材】今週は英議会下院でのEU離脱法案の採決に注目している

2018年12月10日8時時点に竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週の為替市場は、週の前半に米国債の「2年と5年」の金利差(既発債の流通利回り)が11年6カ月ぶりに逆転した。過去数回この逆転(逆イールド)現象の発生は、時間の経過後に景気後退を招いていたことから、米株市場ではこれを警戒した売りが優勢の展開となり、米ドル/円の売りは強まった。翌日以降もこの流れは継続し、6日(木)にはアジア時間からクロス円の売りが加速、米ドル/円は週安値112.23円を示現、その後も113円台を回復することなく週を終えた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週は、明日11日(火)、日本時間では12日(水)に実施予定の英議会下院でのEU離脱法案の採決に注目している。否決の可能性が高いが、否決された場合でも21日以内に対応策を協議、再び代替案を審議・採決することが明らかになっている。代替案の審議余地が残されていることから、否決の結果が即2016年6月の「EU離脱の是非を問う国民投票」結果判明後の英ポンドの様な、スパイラル的な崩落にはつながりにくいとみている。ただ否決で不安定な状況が続くことに変わりなく、戻りでは米ドル/円やクロス円の戻り売りを考えている。今週一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で111.50~113.50円、ユーロ/米ドルで1.1300~1.1500ドル、英ポンド/米ドルで1.2450~1.3000ドルを予想している。

竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。