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【羊飼いのFX突撃取材】今回のFOMCはしっかりと内容を精査しなくてはならない

2018年12月19日14時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今年最後のビックイベントとなるFOMCを控えて、トランプ米大統領が連日FRBの米利上げをけん制しているほか、米債券王ガンドラック氏や、米著名投資家ドラッケンミラー氏もFRBは今回利上げをすべきではないと訴えている。これらの発言を受けて米ドル/円は本日19日(水)、112.19円まで下落。正午過ぎにCMEグループのFedWatchを見ると、明日20日(木)日本時間早朝のFOMCで米利上げ確率は69.8%と70%を下回る状況だ。FRBはこれまで利上げの際、サプライズを与えないよう80%前後はマーケットに利上げを織り込ませてきたが、今回は微妙な数値まで下がっており、不透明感が漂ってきた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

明日20日(木)日本時間早朝のFOMCにおいて「利上げなし」といった声も聞こえてくるが、さすがにその可能性は低いように思う。仮に「利上げなし」となればトランプ米大統領のプレッシャーやマーケットの声に屈したと判断され中央銀行としてFRBの独立性が疑問視されてしまうからだ。シナリオとしては0.25%の利上げと、来年3回としていた利上げを2回へ下方修正。パウエルFRB議長記者会見ではややハト派寄りの発言になることをイメージしている。このシナリオであれば初動はドル売りになるかもしれないが、米ドル/円は既に下押ししているほか、NYダウが上昇する展開が想定されリスクオンの円売りで下値を支える可能性もある。短期勢の売り仕掛け後はショートカバー優勢の展開もあるだろう。しかし「利上げサイクルの停止」や「来年の利上げ想定1回」などネガティブサプライズとなる可能性もあり、今回のFOMCはしっかりと内容を精査しなくてはならない。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。