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【羊飼いのFX突撃取材】ユーロ/米ドルは底入れの時期を探るとみる

2019年7月22日8時時点に竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今月末31日(水)のFOMCでの50bp(0.50%)の利下げの織り込みは、先週半ばに一旦71%に達し、ユーロ/米ドルは1.1280ドルの戻り高値まで上伸した。その後、前回6月のFOMCで唯一利下げに票を投じたセントルイス連銀のブラード総裁の、次のFOMCでは「50bpの利下げは不要」発言で、ユーロ/米ドルは1.1204ドルまで反転下落した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週25日(木)のECB理事会では、来週のFOMCを前に利下げが発表されることはほぼないだろう。今後の金融政策に関して、利下げやAPP(資産買い入れプログラム)の再導入等の緩和策への深い議論が開始される可能性が高い。ただECBの政策金利である預金ファシリティ金利は、現在-0.40%とすでに十分深堀りが進行しており、副作用まで考慮すると今後の利下げ余地は極めて小さい。さらに金利の市場では、ECBの9月の理事会での10bp(0.10%)の利下げを織り込んでおり、利下げが示唆されてもユーロ/米ドルの下落は限定的だろう。利下げ余力という観点で米国と欧州を比べた場合でも、米国の優位は揺るがずユーロ/米ドルは底入れの時期を探るとみる。引き続き1.1000ドルを前に、底堅い展開が継続しそうだ。ボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で106.50~108.50円、ユーロ/米ドルで1.1150~1.1350ドル、ユーロ/円で120.00~122.00円を予想している。

竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。