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【米国株動向】セールスフォースの後を追うゼンデスクの事業展開

モトリーフール米国本社、2019年7月10日投稿記事より

ヘルプデスクなど顧客サービスソフトウェアのゼンデスク(NYSE:ZEN)が提供している一連の製品を見ると、同社は「顧客サポート」以上のものを提供したいと考えていることは明らかです。

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ゼンデスクには、データ分析に基づくEメールマーケティングのためのZendesk Connect、分析とレポート作成のためのZendesk Explore、営業自動化のためのZendesk Sell、顧客管理システム(CRM)プラットフォームとしてのZendesk Sunshineがあります。

Sunshineやその他の新製品が発表されるにつれ、ヘルプデスクソフトウェアのプロバイダーとしてのゼンデスクは過去となりつつあります。

なお、顧客管理ソフトの大手であるセールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)は、当初のCRM業務をはるかに超え、世界の主要企業にクラウドホストのビジネスコンピューティングプラットフォームを提供してきました。ゼンデスクも同様の道をたどっていると考えられます。

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事業展開
(画像=Getty Images)

セールスフォースとゼンデスクの比較

これは、必ずしもゼンデスクが「次のセールスフォース」であることを意味しているわけではありません。

むしろ、セールスフォースがクラウドで提供している機能を必要としているが、顧客によってはそれほど大規模な機能は必要がないため、ゼンデスクのような比較的小規模のクラウド企業に引き寄せられているという面があります。

【米国株動向】セールスフォースの後を追うゼンデスクの事業展開
(画像=The Motley Fool)

表を見ると、投資家はセールスフォースとゼンデスクの相対的な類似点が確認できるでしょう。セールスフォースの時価総額はゼンデスクの11.7倍、そして正社員数は11.9倍と似ています。

つまり、ゼンデスクの正社員1人の相対価値が、セールスフォースの正社員1人と同じであると市場が認識していることを示しています。

具体的にはゼンデスクの正社員1人あたりの時価総額が346万ドルだったのに対し、セールスフォースは342万ドルでした。

しかし、総売上高を顧客アカウント数で割ると、セールスフォースの1アカウントあたり売上高は93,200ドルなのに対してゼンデスクはわずか4,486ドルとなり、21倍もの差があります。

ゼンデスクは、この差を埋めようとしています。

ゼンデスクのCEOのMikkel Svane、CFOのElena Gomez、そして戦略担当副社長のMarc Cabiは、第1四半期(1月〜3月)の「株主への手紙」で、「製品ポートフォリオとプラットフォームを拡大するための投資は、当社の競争上の地位を大幅に強化し、大きく売上成長を牽引するでしょう」と述べました。

結論

ゼンデスクが急速に成長し続けるという保証はもちろんありません。

しかし、Svaneと彼のチームは、単に中小規模の市場の独占を目標とはしていません。

少なくとも、セールスフォースと同様な規模まで事業拡張を検討しているとみられます。(提供:The Motley Fool Japan

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)
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元記事の筆者Tim Beyersは、セールスフォース株を保有しています。モトリーフール社は、セールスフォース株、ゼンデスク株を保有しており、そして推奨しています。